【口ゴボで歯の寿命が短くなる?!】Eラインだけじゃない口ゴボのデメリット
こんにちは。
大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。
みなさんは、「口ゴボ」や「ゴボ口」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
口ゴボは、唇が前方に突き出ている状態を指しますが、見た目に大きな影響を与えることがあるので、口ゴボということにコンプレックスを抱えている方もいらっしゃいます。
実はこの口ゴボ、見た目だけではなく、歯の健康にも悪影響を及ぼすことがあるのです。
特に、歯並びや噛み合わせには大きくかかわっていて、最終的には歯の寿命を短くする原因にもなり得ます。
今回は、口ゴボが引き起こすデメリットについて、Eラインの美しさだけでなく、歯の健康面でも注目しながら解説します。
1. 口ゴボとは?
2. 口ゴボが引き起こすデメリット
①見た目の問題
②歯並びと噛み合わせの問題
③歯の寿命の短縮
④顎関節への負担
3. 口ゴボの改善方法
4. まとめ
1. 口ゴボとは?
口ゴボとは、横から見たときに口元が前に突き出して見える状態のことです。
唇を閉じたままで、横顔を見た時に唇が鼻の位置より前に出ている、または鼻と同じ高さに見える状態を指します。
図の左のような状態です。
この状態は、自然な口元のラインが崩れ、顔全体の印象に大きな影響を与えることがあります。
特に、横から見ると顎の位置や口元が不自然に突き出ているように見え、見た目にコンプレックスを感じる人も少なくありません。
2. 口ゴボが引き起こすデメリット
口ゴボは、口元だけでなくお顔全体の見た目にも影響を与えますが、実はそれだけでなく、お口や体の健康にも多くのデメリットをもたらします。
ここでは、口ゴボが引き起こす審美面をはじめとするさまざまなデメリットについて、項目を分けてさらに詳しく解説します。
①見た目の問題
口ゴボは、顔全体のバランスに悪影響を与えるため、特に外見に強い影響を及ぼします。
横顔を見ると、顎が前に突き出ているように見え、口元が不自然に目立ってしまいます。
この状態は、他人と話しているときや笑ったときに特に目立ちやすく、口元にコンプレックスを感じる原因となります。
また、外見に対する自信の低下は、社会生活や対人関係においても心理面での影響を及ぼすことがあります。
笑顔や会話に自信を持てなくなることで、人前に出るのが億劫になったり、人とコミュニケーションを取ることを避けがちになったりすることがあるためです。
また、口ゴボがあると、顔全体の印象が不自然になりがちです。
顔のバランスが崩れると、顎や鼻との調和が取れず、顔の美しさを損ねることがあります。
特に「Eライン」と呼ばれる、鼻先から顎先にかけての美しいラインが崩れてしまうため、人によってはお顔立ちに自信を持ちづらくなる可能性も。
②歯並びと噛み合わせの問題
口ゴボは、歯並びや噛み合わせに大きな影響を与えることがあります。
唇が前に突き出しているため、歯の位置や噛み合わせが不自然になりやすいためです。
口ゴボを引き起こしている原因の一つは、上顎の前突(出っ歯)や下顎の後退(受け口)など、顎の骨の位置に問題があることです。
その結果、歯が正しい位置に生えず、噛み合わせが不安定になることがあります。
これにより、食事や会話がしづらくなり、歯が不均等に磨かれることによって虫歯や歯周病のリスクが高まります。
噛み合わせが悪い状態を放置しておくと、長期的に歯の健康に悪影響を与えることがあります。
さらに、歯の移動や歯並びの不正が進行すると、歯の摩耗が進んだり、歯の破損が起こったりする可能性もあります。
噛み合わせが安定しないと、歯にかかる圧力が偏り、歯の表面に不均一な力が加わります。これが長期間続くと、歯がすり減ったり欠けたりする原因にもなります。
③歯の寿命の短縮
歯並びが悪くなると、歯の寿命が短くなる原因になります。
口ゴボの状態で噛み合わせがずれていると、歯にかかる圧力が不均等になり、歯の表面が摩耗してしまいます。
特に、出っ歯や噛み合わせが不安定な状態だと、食事や噛む動作をする際に歯に過剰な負荷がかかりやすくなります。
また、歯並びが悪いと、歯をきちんと磨くことが難しくなり、歯垢や食べかすが歯と歯の間に残りやすくなります。
これが原因で、虫歯や歯周病が進行し、最終的に歯を失うリスクが高くなります。
歯が摩耗し、欠けることによって治療が必要になるケースも増え、結果として歯の寿命が短くなります。
④顎関節への負担
口ゴボの状態は、顎関節にも負担がかかる場合があります。
顎の位置が不自然に前に突き出ていると、噛み合わせが不安定なため、食事をする際や会話をする際に不自然な力が顎に加わります。
これにより、顎関節が緊張し、痛みや不快感を引き起こすことがあります。
また、顎関節に負担がかかり続けると、顎関節症(TMD)という症状を引き起こす原因にもなります。
顎関節症は、顎の開閉時に痛みや音がする、噛み合わせがうまくいかない、顎がカクカクするなどの症状が現れる病気です。
長期間放置すると、顎の動きに制限が生じ、日常生活に支障をきたすことがあります。
⑤口腔衛生の問題
歯並びが悪いと、歯の間に食べかすが溜まりやすく、歯磨きが不十分になりがちです。
特に、口ゴボの状態では、歯が重なり合っていることもあるため、歯ブラシが届きにくい場所が増えてしまいます。
これによりがお口の汚れが蓄積しやすく、虫歯や歯周病の原因となります。
また、口ゴボが原因で口の中が乾燥しやすくなることもあります。
口呼吸では唾液の分泌が減少し、口腔内の自浄作用が弱まります。
これにより、口腔内のバクテリアが増えやすくなり、口臭や口内炎が発生しやすくなります。
このように、口ゴボは外見だけでなく、歯並びや口腔の健康に多大な影響を与えることが分かります。
歯の寿命を短くし、顎関節や口腔衛生にも問題を引き起こす原因となるため、気になる場合は早期に対処することが重要です。
また、唇は閉じづらく口呼吸になるため、以下のような身体的な影響がでる場合もあります。
⑥睡眠の質の低下
口呼吸は、鼻呼吸に比べて浅い呼吸になりやすいため、十分に深い眠りに入ることが難しくなります。
これにより、睡眠の質が悪くなり、次の日に疲れを感じやすくなります。
慢性的に睡眠が足りないと、体が休まらず、集中力が落ちるほか、免疫力が低下して体調を崩しやすくなります。
しっかりとした休息を得るためには鼻呼吸が大切なため、お口が閉じづらい口ゴボの場合は睡眠に悩みを抱えているケースもあります。
2. アレルギーや喘息の悪化
鼻呼吸には、空気を温めたり湿らせたりして、花粉やホコリなどをフィルタリングする役割があります。
しかし、口呼吸をすると、これらの異物が直接体内に入り、アレルギーや喘息の症状を悪化させる原因になります。
特にアレルギー反応が強くなると、目のかゆみや鼻づまり、くしゃみなどが増えることがあります。
3. 口ゴボの改善方法
矯正治療による口ゴボの改善
増田歯科・矯正歯科では、口ゴボや歯並び、噛み合わせの問題に対して、最新の矯正治療を提供しています。
特に、口ゴボの改善には、歯列矯正が非常に効果的です。矯正治療を行うことで、歯並びを整え、噛み合わせを改善することができます。これにより、口元が自然に整い、見た目の美しさが向上します。
矯正治療には、ワイヤー矯正やインビザラインなど、さまざまな選択肢があります。
患者様の状態や希望に応じて、最適な治療方法を提案し、丁寧にサポートいたします。
①インビザライン 目立たず治す
インビザラインは、透明なマウスピースを使用した矯正治療です。
目立たず、装着していることがほとんど気づかれないため、外見を気にする方にとって非常に人気があります。
また、取り外し可能で食事や歯磨きの際に装置を外すことができるので便利です。
インビザラインは、一般的に軽度から中程度の歯並びの問題に適しているので、ケースによってはワイヤー矯正の方が効果的な場合もあります。
②ワイヤー矯正 確実に改善
ワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを使って歯並びを矯正する方法です。
見た目が気になるとおっしゃる方もいますが、どのような歯並びや噛み合わせの問題にも適応し、確実に改善することができます。
特に、歯の位置を大きく動かす必要がある場合には、ワイヤー矯正が最も効果的です。
増田歯科・矯正歯科では、患者様一人ひとりに最適な矯正方法を提案し、専門的なサポートを行います。
その他:裏側矯正
ワイヤーを歯の裏側に装着して歯並びを改善する裏側矯正という方法もあります。
歯を動かす際の力のかかり方により、歯並びによって適さないケースもあるため、ご希望の場合はご相談ください。
4. まとめ
口ゴボを改善し、健康な歯を守ろう
口ゴボは見た目だけでなく、歯並びや噛み合わせに悪影響を与え、最終的には歯の寿命を短くする可能性があります。
また口呼吸になりやすく、知らず知らずのうちに身体にも問題を抱えているかもしれません。
矯正治療を受けることで、口ゴボを改善し、歯並びや噛み合わせを整えることができるだけでなく、歯並びや口元に自信を持ち、笑顔を増やしましょう!
増田歯科・矯正歯科では、最新の矯正治療を提供し、患者様の口元の美しさと健康を守るサポートを行っています。
無料相談もあるので、お気軽にお問い合わせください。
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【監修】
増田 智基(ますだ ともき)
歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長
大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。
所属学会:
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国際口腔インプラント学会(ICOI)認定医
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日本成人矯正歯科学会
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日本顎咬合学会(咬み合わせ認定医)
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日本一般臨床矯正研究会
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日本咬合育成学会
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SJCD/COKI(古希の会)/GPO
受講研修:
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GPO矯正レギュラー・アドバンスコース
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顎顔面矯正/咬合育成(小児)コース
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筒井塾咬合療法/OSIインプラントアドバンスコース
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名古屋歯周補綴コース 他多数
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