親知らず WISDOM TOOTH
親知らずの抜歯は多くの人にとって避けて通れない治療の一つです。しかし、「痛みが心配」「治療の流れが不安」という方も多いのではないでしょうか。
増田歯科矯正歯科では、痛みを最小限に抑える治療を提供し、親知らずに関する専門的な検査・診断・処置を行っています。
親知らずに関するお悩みは、いつでもお気軽にご相談下さい!
増田歯科・矯正歯科
親知らず治療3つの特徴
FEATURES
当院では、患者様の不安を最小限に抑えるため、無痛治療を採用しています。まず、麻酔をしっかりと行い、痛みの少ない状態で治療を進めます。さらに、最新の歯科用CTスキャンを使用して、親知らずの位置や状態を正確に確認し、必要に応じて最適な治療を行います。これにより、安全かつ効率的に親知らずを抜歯することができます。
口腔外科出身の経験豊富な
歯科医師が担当します




本数
374本

平均
★4.4 ★4.4

率
82%
※すべて昨年度実績
どんな親知らずのお悩みも、
安心してお任せください
親知らずの特徴 SYMPTOMS

親知らずとは〜
「第三大臼歯」とも呼ばれる永久歯の特徴とトラブルの原因
親知らず(第三大臼歯または智歯)は、歯列の一番奥に生えてくる永久歯で、成人になる20歳前後に生えてくることが一般的です。名前の由来は、親が知らないうちに生えてくることに由来し、よく「親知らず」と呼ばれます。しかし、その特異な生え方や位置から、しばしばトラブルを引き起こしやすい歯として知られています。実際、「親知らずは抜かなければならない」というイメージが定着しているのも、この歯の特性によるものです。
親知らずは健康な天然歯の一部ですが、さまざまな理由から他の歯と異なる問題を引き起こすことが多いです。例えば、が斜めに生える、歯ぐきに埋まって生えるなど、通常の歯と違う生え方をするため、痛みや腫れ、歯周病、虫歯などのリスクが高くなります。

親知らずの生え方とは?
永久歯との違いと特異性
親知らず(智歯)は、他の永久歯と比較してその生え方に大きな違いがあります。通常、永久歯は歯ぐきから真っすぐ生えますが、親知らずは斜めに生えたり、歯ぐきに半分埋まった状態で現れることが一般的です。このような異常な生え方が多く見られ、場合によっては完全に歯ぐきに埋まったまま一生を過ごすこともあります。このため、親知らずは他の永久歯とは大きく異なる取り扱いが必要となり、適切な診断と治療が求められます。

BAD INFLUENCE
親知らずが起こす悪影響
親知らずは、その他の歯や歯周組織に対して、以下に挙げるような悪影響を及ぼすことがあるため十分に注意しなければなりません。
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智歯周囲炎(歯周病)
親知らずで最も注意すべきトラブルの一つが「智歯周囲炎」です。智歯周囲炎は、親知らず(智歯)の周りの歯茎に炎症が生じる状態で、「親知らずの歯周病」とも言えます。親知らずは通常、真っすぐには生えず、斜めに生えることが多いため、歯磨きがしにくく、歯垢や歯石がたまりやすいです。その結果、歯周病を引き起こし、歯ぐきの腫れや出血を伴います。智歯周囲炎が悪化すると、歯周病が全体に広がるリスクが高くなるため、早期の対応が重要です。
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虫歯リスク
親知らずは清掃性が悪いため、「歯周病」だけでなく、虫歯になるリスクも高くなります。親知らずが虫歯になると、その虫歯が隣の歯にも感染することがあります。特に親知らずが部分的にしか生えていない場合、虫歯が進行しやすく、治療が難しくなることもあるため、注意が必要です。
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口臭の原因に
歯ブラシが行き届きにくい親知らずは、食べかすや細菌がたまりやすく、口臭の原因となります。特に半分埋まった親ケースでは、歯ぐきの隙間に細菌が繁殖しやすく、悪臭を放つ物質が生成されます。親知らず周辺が清潔に保たれない場合、口臭が強くなることがあるので、定期的なケアと早期の対処が重要です。
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歯並びや噛み合わせに
与える影響親知らずが生えることで、歯並びや噛み合わせに変化をもたらすことがあります。特に親知らずは、永久歯列が完成してから生えてくるため、スペースが足りずに歯並びを乱す原因となります。親知らずが歯列に悪影響を及ぼすと、歯並び全体の調和が乱れ、矯正治療が必要になることがあります。
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口内炎ができやすい
生え方によっては、頬の内側の粘膜を頻繁に噛んでしまうことがあります。この「誤咬(ごこう)」が原因で、口内炎ができやすくなり、痛みや不快感を引き起こすことがあります。また、不潔な状態になっていると、感染リスクが増し、症状が悪化することがあるため、注意が必要です。
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親知らずが手前の歯の歯根を溶かすリスク
親知らずが真横に生えている場合、隣の歯を圧迫し、手前の歯の歯根を溶かす「歯根吸収」というトラブルを引き起こすことがあります。歯根吸収が進行すると、歯の寿命が縮まり、歯髄炎などの症状を引き起こすことがあります。早期の発見と治療が求められます。
親知らずは抜いた方が
良いのか?
CHOICE
親知らずは”必ずしも抜かないといけない”というわけではございません。ケースによっては、残すことの方がメリットが大きい場合もあります。
抜かなくても良い親知らずの
特徴
- 真っすぐ正常に生えている
- 親知らずが完全に埋まっていて
痛みなどの症状もない - 重度の虫歯や歯周病に
なっていない - 周りの歯・歯茎に悪影響を
与えていない - しっかり歯磨きできている
- ブリッジの支台歯や移植歯として将来、
活用できる
こうした特徴を持った親知らずは、原則として抜く必要なないといえます。親知らずも立派な永久歯のひとつなので、抜かずに保存した方が患者さまの利益となります。
抜いた方が良い親知らずの
特徴
- 重度の虫歯や歯周病になっている
- 手前の歯を圧迫して歯根を
吸収している - 全体の歯並び、噛み合わせを
乱している - ブラッシング指導を受けても
清潔にできない
親知らずの治療法を検討する際には、基本的に親知らず以外の歯の健康を優先して考えます。親知らずによって周囲の歯や歯茎、歯並びに悪影響が及ぶのであれば、抜歯をしてリスク因子を取り除きます。また、親知らずはその他の永久歯と異なり、清掃性が悪く、再発リスクも高くなっているため、虫歯や歯周病が重症化している場合は、時間をかけて治療せず、抜歯が第一選択となることも珍しくありません。
ご自身の親知らずについて、「抜いたほうがいいのか、残しておくべきなのかわからない」という場合のご相談も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
親知らずの治療方法
親知らずの治療方法は、ケースによって異なります。
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保存不可能な
親知らず(抜歯)上述した「抜いた方が良い親知らずの特徴」が認められるケースでは、親知らずを抜歯します。標準的な生え方をしている場合は、抜歯鉗子(ばっしかんし)と呼ばれるペンチのような器具で掴んで抜き取ります。半分埋まっていたり、完全に埋伏している場合は、歯茎をメスで切開し、必要に応じて親知らずを分割することで抜去することが可能です。
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智歯周囲炎
親知らずの周りの歯ぐきに炎症が起こる智歯周囲炎は、一般的な歯周病と同様の方法で治療を進めていきます。歯周病菌の温床となる歯垢や歯石を機械的に取り除き、病原性を弱めます。歯ぐきの腫れがひどい場合は、抗菌薬や抗炎症薬などで対処する場合もあります。
ブラッシング指導では、患者さまそれぞれに最善といえる口腔ケア方法をご提案しますので、セルフケアの充実をはかってください。それでも症状が治まらない場合は、残念ながら抜歯が適応されます。 -
親知らずの虫歯
親知らずの虫歯も歯周病と同様、基本的には通法に従って治療を進めていきます。虫歯になっている歯質を削り、詰め物や被せ物などで補います。生え方が悪くて虫歯治療が難しかったり、再発のリスクが高い親知らずだったりする場合は、抜歯が第一選択となることもあります。
FLOW
親知らずの治療の流れ
親知らずの治療は、以下の流れで進められます。ここでは、抜歯を想定して説明いたします。
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精密検査(所要時間: 約30分〜1時間)
治療を開始する前に、まずは精密な検査を行います。視診や触診、レントゲン撮影に加え、必要に応じて歯科用CTスキャンを使って親知らずの周囲の状態を詳細に調べます。親知らずの周りには神経や血管が通っているため、これらの位置を正確に把握し、安全な治療を進めるために行います。
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治療計画の立案と説明(所要時間: 約10〜15分)
精密検査をもとに、治療計画を立てます。複数の親知らずを抜歯する場合は、処置を進める順番などを決めます。治療方法については、患者様にわかりやすく説明し、ご納得いただいた上で治療を開始します。
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麻酔処置(所要時間: 約10〜20分)
抜歯する前に、必ず表面麻酔と局所麻酔を行います。局所麻酔は通常の虫歯治療と同様ですが、難しい場合はより強力な「伝達麻酔」を施すこともあります。麻酔が効くまでの時間を含めて、全体で約10〜20分程度です。
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親知らずの抜歯(所要時間: 約5〜30分)
麻酔が効いた後、抜歯します。通常、抜歯は5分程度で終了することが多いですが、親知らずの状態や難易度によっては、30分以上かかることもあります。事前におおよその時間をお伝えしますので、安心して治療を受けてください。
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傷口の洗浄と縫合(所要時間: 約15分)
抜歯後は、傷口をしっかりと洗浄し、必要に応じて縫合を行います。止血用のガーゼを15〜30分ほど噛んでいただき、出血が止まったらガーゼを取り除きます。その後、傷口の消毒を行うため、指定されたお日にちでのご受診をおすすめします。
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抜糸(所要時間: 約5〜10分)
抜歯後、約1週間後に縫合糸を抜くために再度来院していただきます。抜糸は通常、5〜10分程度で完了します。経過が順調であれば、親知らずの治療は完了です。
PAINLESS
痛みへの配慮
当院では、術前、術中、術後の患者様のご負担を可能な限りへらすため、次のような対応をおこなっております。
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最新のCT設備での精密な診断
抜歯を行う前に、当院では最新の歯科用CTスキャンを用いて親知らずと周囲の神経との位置関係を詳細に確認します。この精密な診断により、リスクを最小限に抑えた抜歯が可能となります。CTスキャンによって、どの角度で親知らずを抜くべきかが分かり、手術の精度が向上します。また、専用のオペ室で行うため、安全で確実な処置が保証されます。
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術中の痛みへの配慮
抜歯には、痛みに対する細やかな配慮が欠かせません。当院では、事前に痛み止めを服用していただき、施術前に表面麻酔を行った後、十分な局所麻酔を施します。これにより、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。もし治療中に少しでも不快感を感じた場合、すぐに追加の麻酔を行い、無痛で抜歯を進めますので、患者様は安心して治療を受けていただけます。
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親知らずの抜歯は迅速かつ効率的に
抜歯は、ほとんどの場合、横向きに埋まっている親知らずでも30分以内に完了します。骨が硬かったり歯根が曲がっていたりする場合は、治療時間が少し長くなることもありますが、できるだけ迅速に処置を進めることを心掛けています。治療時間が短ければ、術後の痛みや腫れも軽減され、患者様の回復も早くなります。短時間で確実な抜歯を提供し、患者様の負担を最小限にします。
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初診当日にも親知らず抜歯が可能
当院では、初診でご来院いただいたその日に親知らずの抜歯を行うことができます。これにより、遠方からお越しの患者様にも、できるだけ少ない通院回数で親知らずの抜歯を実施することができます。ご希望の場合は事前にお電話にてお問い合わせください。
※腫れや出血、強い痛みなど急性期の症状が出ている場合、また体調が優れない場合は、応急処置や投薬をして症状が落ち着いてから、後日、安全を確認したうえで抜歯を行うこともあります。詳しくはお問い合わせください。 -
安心!術後のフォローアップ
親知らずの抜歯はただの処置ではありません。抜歯後の経過を追跡し、患者様が適切に回復するためのフォローアップが非常に重要です。当院では、親知らずを安全に抜くだけでなく、その後の回復過程までしっかりとサポートしています。術後のケアと経過観察を大切にし、患者様が安心して治療を終えられるように心掛けています。
親知らずの抜歯は
保険適用するのか?
親知らずの抜歯は、基本的に健康保険が適用される治療です。歯科医師がしっかりと検査を行い、抜く必要があると判断された場合、1~3割の自己負担で治療を受けることができます。この点は、矯正治療で親知らずの抜歯を行う場合でも同じです。
しかし、親知らずの状態によって、治療にかかる費用が大きく異なることを知っておくことが大切です。例えば、親知らずが歯ぐきの中に埋まっている場合や、精密な診断が必要な場合(歯科用CTスキャンなど)では、追加で費用がかかることがあります。そのため、治療の費用については事前に歯科医師とよく相談し、どのような治療が行われるかを確認しておくと安心です。
抜歯にかかる費用
親知らずの状態 | 抜歯費用相場 |
---|---|
真っ直ぐ生えている場合 | 保険適用:1,000円〜3,000円程度 |
斜めに生えている場合 | 保険適用:4,000円〜6,000円程度 |
真横に生えている場合 | 保険適用:4,000円〜6,000円程度 |
CT撮影(治療費と別途)※必要であれば | 保険適用:5000円(税込) |
親知らずと歯並びの関係 RELATION
親知らずが歯並びに影響を与えるかどうかについては一概に「関係ない」とは言えません。確かに、親知らずが歯並びに悪影響を及ぼすことがありますが、状況によりその影響は異なります。
親知らずが歯並びに影響を与える場合
- 斜めに生えている親知らず
→親知らずが斜めに生えると、隣の歯を圧迫することがあり、この圧力が歯並びを乱す原因になります。特に、歯が斜めに生えていると、周囲の歯と適切なスペースが取れず、歯列のズレを引き起こす可能性があります。 - 埋伏した親知らず
→親知らずが顎の骨の中に埋まっている場合でも、周りの歯に圧力をかけることがあります。この圧力が長期的に続くと、歯並びが悪化する恐れがあります。埋伏親知らずはその存在自体が歯並びに影響を与えることもあるため、注意が必要です。 - スペース不足による影響
→顎が小さく、親知らずが生えるためのスペースが不足していると、他の歯を押し出し、歯並びが悪くなることがあります。
親知らずが歯並びに影響を与えない場合
- 真っすぐ生えている場合
→親知らずが正常に真っすぐ生えており、隣の歯に悪影響を与えていない場合、歯並びに与える影響はほとんどありません。 - 十分なスペースがある場合
→親知らずが生えるために十分なスペースが確保されている場合、他の歯に影響を与えることなく、問題なく生えてくることが多いです。スペースが足りない場合に比べて、歯並びへの悪影響はほとんどありません。
歯並びが気になる方へ
親知らずの抜歯から歯並びの改善まで、専門医がトータルサポート
矯正治療のほとんどのケースで、治療開始前の親知らずの抜歯が推奨されています。当院では、口腔外科を専門とする歯科医師と矯正治療を専門とする歯科医師・歯科スタッフがチームで診療にあたるため、親知らずの抜歯も矯正治療も安心してお任せいただけます。

抜歯後の腫れや痛みは、個々のケースで大きく異なります。親知らずを抜くのに時間がかかるケースほど、術後の腫れや痛みも強くなる傾向にあります。当然ですが歯ぐきをメスで切開したり、顎の骨を削ったりした場合は、顎が大きく腫れます。鎮痛剤が効かないほど強い痛みが生じることもありますので、その点はご了承ください。
親知らずの抜歯後の腫れや痛みは、2~3日でピークに達し、1週間ほど経過すると症状の多くは消失していきます。ただし、抜歯後の過ごし方によっては症状が長引くことがありますので十分にお気をつけください。
抜歯後の注意点 CHECK
親知らずを抜歯した後は以下の点にご注意ください。
- 止血ガーゼは抜歯後30分くらい
取り出さない - 患部を冷やし過ぎない
- 強くうがいをしない
- 傷口を舌で触らない
- 熱いものや辛いものを食べない
- 処方された薬は指示通りに飲む
- 全身の血行が良くなることは
控える(運動、飲酒、入浴など)
これらのことを守れないと、傷口の治りが悪くなり、腫れや痛みが長続きしてしまいます。抜歯から数時間経っても出血が止まらなかったり、我慢できないほどの痛みが出てきたりした場合は、早急に当院までご連絡ください。迅速に対応いたします。
よくある質問 Q&A
痛みを和らげるために、事前に歯科医師の指示に従い、痛み止めを服用しておくことも役立ちます。さらに、リラックスして治療に臨むために、不安や疑問があれば事前に歯科医師に相談し、安心して治療を受ける準備を整えておくことが大切です。"