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歯磨き粉で口内炎が悪化することがある?!

こんにちは。

大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。


はじめに:その歯磨き粉、口内炎を悪化させていませんか?

「口内炎が痛くて歯磨きするのがつらい…」
「歯磨き粉を変えてから悪化した気がする」

そんな経験をしたことはありませんか?

実は、歯磨き粉の成分によっては口内炎の痛みが強まったり、治りが遅くなったりすることがあるのです。
この記事では「なぜ歯磨き粉が口内炎に影響するのか」「どんな歯磨き粉を選べばいいのか」、さらに「口内炎を繰り返さないために大切なケア」について詳しく解説します。


1. なぜ歯磨き粉で口内炎が悪化するのか

(1) 発泡剤「ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)」の刺激

多くの歯磨き粉には、泡立ちを良くするために ラウリル硫酸ナトリウム(SLS) という発泡剤が含まれています。
この成分は虫歯予防には問題ありませんが、粘膜に刺激を与えるため、口内炎の患部を刺激して痛みを強めたり治癒を遅らせることがあります。

欧米では「SLSフリー」の歯磨き粉が一般的になりつつあり、日本でも少しずつ普及しています。


(2) 研磨剤によるこすれ

着色や歯垢を落とすために入っている研磨剤は、使い方を誤ると口内炎の患部を直接こすり、炎症を悪化させることがあります。
特に「ホワイトニング用」「強力ステイン除去タイプ」は研磨力が強いため注意が必要です。


(3) 香味料・清涼剤の影響

スッとするミント味やアルコール成分は爽快感を与えてくれますが、患部には強い刺激になります。
一時的に「しみる」程度で済むこともありますが、症状が強い時期には悪化の原因にもなりえます。


(4) 殺菌成分の刺激

クロルヘキシジンやトリクロサンなどの殺菌成分は虫歯や歯周病予防に役立ちますが、炎症中の粘膜には刺激になるケースもあります。
ただし必要な成分でもあるため、「症状がある時期だけ避ける」のが現実的な対応です。


2. 口内炎がある時の歯磨き粉の選び方

(1) SLSフリータイプを選ぶ

「SLSフリー」と書かれた歯磨き粉は、泡立ちは控えめですが刺激が少なく口内炎ができやすい方に向いています

(2) 低研磨・ジェルタイプ

「研磨力控えめ」や「ジェルタイプ」のものは、粘膜を傷つけにくくおすすめです。

(3) 歯科専売の低刺激歯磨き粉

市販品では選択肢が限られることもありますが、歯科医院には口内炎や歯周病患者向けの専売歯磨き粉があります。専門家に相談すると安心です。


3. 歯磨き粉だけでは防げない? 口内炎と「お口の菌」の関係

口内炎の原因は歯磨き粉だけではありません。
実は、お口の中の細菌環境そのものが大きく影響しています。

  • 唾液が減る(睡眠不足・ストレスで分泌低下) → 菌が繁殖しやすくなる

  • 歯周病菌や虫歯菌が多い → 粘膜の炎症が悪化しやすい

  • 免疫力低下(栄養不足・疲労) → 口内炎が繰り返しできる

つまり、「刺激の少ない歯磨き粉を選ぶ」ことは大切ですが、そもそもお口の菌を減らすことが口内炎予防のカギになるのです。


4. 口内炎を繰り返さないためにできること

(1) プロによるお口のクリーニング

歯科医院で行うクリーニング(PMTC)は、歯ブラシでは落とせないプラークやバイオフィルムを除去できます。
これにより、お口の菌の総量が減り、粘膜の炎症が起こりにくい環境になります。

(2) 管理栄養士による食生活サポート

口内炎の再発には ビタミンB群・鉄分・タンパク質不足 などの食事の偏りも関与します。
当院では管理栄養士が常駐し、患者様の食生活に合わせて**「体の中から治りやすい環境を整える」指導**を行っています。

(3) ライフスタイル改善のアドバイス

睡眠・ストレスケア・禁煙なども口内炎の改善には不可欠。
歯科医院では「口の中」だけでなく「全身の健康」まで見据えてアドバイスできます。


まとめ:口内炎予防の決め手は「菌を減らすこと」

  • 歯磨き粉の成分(SLS・研磨剤・香味料)が口内炎を刺激することがある

  • 口内炎があるときは 低刺激・SLSフリー・ジェルタイプを選ぶと安心

  • ただし本当の予防には お口の菌を減らすこと が重要

  • 歯科医院でのクリーニング+管理栄養士の食事指導が、再発防止につながる


◆増田歯科・矯正歯科からのメッセージ

「市販の歯磨き粉でしみる…」「口内炎が何度もできて困っている」
そんな方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

当院では、専門的な口腔ケアで菌を減らす治療と、管理栄養士による生活習慣・食事のアドバイスを組み合わせてサポートしています。
口内炎を繰り返さない健康なお口を、一緒に目指しましょう。

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ご予約はこちらから

お電話(0663521187)でも承ります!

【監修】

増田 智基(ますだ ともき)

歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長

大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。

SUPERVISING DENTIST 監修歯科医師

医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科
理事長・院長 増田智基

院長写真

院長略歴

1978年 大阪生まれ、大阪育ち B型
2003年 大阪歯科大学卒業
在学中はヨット部主将を経験
2003年 医療法人 徳真会にて勤務
分院長を5年間歴任
2010年 増田歯科医院 継承
2015年 増田歯科・矯正歯科 開院
2020年 医療法人健誠会 法人化 開院

所属学会など

国際口腔インプラント学会 認定医
日本成人矯正学会
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
日本一般臨床矯正研究会
SJCD
日本咬合育成学会
COKI(古希の会)
GPO
インビザラインプラチナプロバイダー

受講セミナー

日本一般臨床床矯正研究会
(4日間コース、フィニッシングコース、
アドバンスコース、3Dコース)
GPO矯正レギュラーコース、アドバンスコース
顎顔面矯正セミナー
咬合育成コース(小児)
CDTC
筒井塾咬合療法コース
OSIインプラントアドバンスコース
修練会診断ベーシックコース
名古屋歯周補綴コース
など
診療時間
10:00〜13:30 - -
15:00〜19:00 - -

※土曜は9:00~12:00 / 13:30~16:30
休診日:火曜・日曜・祝日