免疫力を食事で整えるには?ビタミンC・D・亜鉛の効果と取り入れ方
こんにちは。
大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。

最近、疲れが取れにくい、風邪をひきやすい、歯ぐきが腫れやすい…
こうした症状に心当たりはありませんか。
忙しい日々の中で免疫力が落ちると、風邪や感染症にかかりやすくなるだけでなく、歯ぐきの炎症や口内環境の悪化にもつながります。免疫力は全身の健康と口の健康の両方に深く関わっています。
免疫力を維持するためには睡眠や運動が大切ですが、毎日の食事からの栄養補給も欠かせません。
特に、免疫力の維持や向上の際に意識して摂りたいのが「ビタミンC」「ビタミンD」「亜鉛」の3つです。
この記事では、それぞれの働きや不足したときの影響、効果的な補給のポイントについてわかりやすくご紹介します。
目次
1. 免疫力と食事の関係
免疫力とは、体に侵入してくる細菌やウイルスなどを防ぎ、病気から体を守る力のことです。
ストレスや睡眠不足、偏った食事は免疫力を下げる原因となります。
体の免疫細胞は栄養素をエネルギーや材料にして働くため、食事からの栄養は欠かせません。
特にビタミンやミネラルは免疫システムの「潤滑油」として働き、不足するとすぐに不調として現れます。
2. ビタミンCと免疫力
ビタミンCは抗酸化ビタミンとも呼ばれ、病気の予防だけでなく美しさの維持にも有効です。
水溶性ビタミンの一つで、体内にためておけないため毎日の補給が必要です。
柑橘類、イチゴ、パプリカ、ブロッコリーなどに多く含まれます。
血中濃度と吸収の特徴
「ビタミンCは一度に摂った方が血中濃度が上がり、全身の細胞に届きやすい」という特徴があります。
ただし余剰分は尿として排出されるため、1日を通じて数回に分けるのも有効です。
例えば朝に多めに摂り、昼や夜に少量補給することで血中濃度を維持できます。
即効性
水溶性ビタミンであるため、比較的すぐに血中に吸収され、数時間以内に免疫細胞に届きます。
風邪のひき始めにビタミンCが有効といわれるのは、この即効性によるものです。
免疫への働き
- 白血球の働きを助け、細菌やウイルスを攻撃する力を高める
- 抗酸化作用で体内の酸化ストレスを減らし、免疫細胞を守る
- コラーゲンの生成を助け、歯ぐきや粘膜を丈夫に保ち、感染の入口をブロックする
- ストレスホルモンの分泌を整え、精神的ストレスによる免疫低下を防ぐ
不足すると、疲労感や口内炎、歯ぐきからの出血、感染症リスクの増加が見られることがあります。
また、ビタミンCは免疫だけでなく美容や体調維持にも幅広く関係しています。
シワやシミの原因となる活性酵素やメラニンの発生を抑え、コラーゲンの生成を助けて肌の質を整えます。
さらに抗ストレス作用で気持ちを安定させたり、ホルモン分泌を整えて倦怠感を軽減する働きもあります。
病気やケガの回復を早めるサポートにもつながるため、健康と美容の両面から欠かせない栄養素です。



厚生労働省の発表では、ビタミンCは1日100㎎を推奨されていますが、これは「この量を下回ると健康被害のリスクが高まる」という指標です。
それでもレモン100gほど。
さらにそこから健康維持や美容効果を期待するのであれば少なくとも1日1000㎎、アメリカでは2000~3000㎎程摂取が必要とも言われています。
3. ビタミンDと免疫力
ビタミンDは脂溶性ビタミンで、日光を浴びることで体内でも作られます。
しかし、日照時間が短い冬や、紫外線対策を徹底している方は不足しやすい栄養素です。
鮭、イワシ、舞茸などにも含まれます。
吸収の特徴
脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ることで吸収が良くなります。
水溶性ビタミンに比べると効果が出るまでに時間がかかりますが、一度吸収されると体に蓄えられるため、持続的に作用するのが特徴です。
免疫への働き
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免疫細胞のバランスを整え、過剰な炎症を抑える
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風邪やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかりにくくする
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歯周病の炎症を抑え、歯ぐきの健康を守る
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骨や歯を丈夫にし、全身の抵抗力を支える
不足すると骨の質が弱くなるだけでなく、免疫力低下による感染症リスクの上昇や、アレルギーの悪化につながる可能性もあります。
【その他の効果】
・骨を強くする
・血圧を安定させる
・筋肉を維持する
・体の炎症を抑える
・アレルギーの発症を抑える
・循環器疾患(心臓病など)のリスク低下
・ガンの発生リスク低下
・メンタルを安定させうつ病予防
・不妊治療に効果的



ビタミンDを食事からとる目安の量は日本では推奨量が5.5μg、目安量8.5μgとなっており、生の舞茸でいえば200g、紅鮭25gほどです。
しかし、厚生労働省が行った調査では日本人のビタミンD摂取量は必要な量を満たしていない方が多く、全体的に不足状態にあると言えます。
4. 亜鉛と免疫力
亜鉛は体のさまざまな働きを支える必須ミネラルで、免疫力の維持に欠かせません。
牡蠣や牛肉、卵、ナッツ類などに多く含まれていますが、現代人は不足しやすい栄養素の一つといわれています。
吸収と働きの特徴
亜鉛は体内に長くとどまることができず、毎日の食事から継続して補う必要があります。
また、鉄やカルシウムなど他のミネラルと一緒に摂ると吸収が妨げられる場合があるため、効率的な摂取が大切です。
動物性食品からの吸収率が高いのも特徴です。
即効性と持続性
水溶性ビタミンのように即効的に血中濃度が上がるわけではありませんが、体の中で免疫細胞の生成や働きを支え、少しずつ確実に効果を発揮します。継続的な補給が健康維持のカギとなります。
免疫への働き
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免疫細胞の形成に必要で、ウイルスや細菌への抵抗力を高める
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傷の治りを助け、歯ぐきや粘膜などの組織修復をサポートする
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味覚を正常に保ち、食欲や栄養状態の維持につながる
亜鉛が不足すると味覚障害や口内炎が起こりやすくなり、免疫力の低下を招きます。
歯科領域では、抜歯やインプラント手術の後に治癒が遅くなったり、歯ぐきの炎症が長引くケースにも関与していると考えられています。
また、亜鉛は免疫だけでなく美容や体調維持にも関係しています。
肌や髪の健康を保ち、ホルモンバランスを整える働きも報告されています。
疲れにくさや回復力を支える栄養素として、全身の健康に広く関わっています。



厚生労働省の推奨量は成人男性で1日11mg、成人女性で8mg程度とされていますが、実際には食事だけで満たすのが難しい場合もあります。
特に偏食や外食が多い方、ストレスが強い方は不足に注意が必要です。
5. 効果的な摂取方法
ビタミンC
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一度に摂ると血中濃度が高まり、素早く全身の細胞に届く
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ただし長く体内にとどめておけないため、1日数回に分けて補給すると安定
ビタミンD
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油を使った調理で吸収率が高まる
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即効性はないが、蓄えられて持続的に作用する
亜鉛
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動物性食品からの吸収が良い
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他のミネラルや食物繊維と一緒に摂ると吸収が阻害されることがあるため注意
こうした栄養素は理想的には食事から摂ることが望ましいですが、現実には
「毎日バランスよく食材をそろえるのが難しい」
「仕事や育児で自炊ができない」
といった声も多く聞かれます。そのような場合は、安全性の高いサプリメントを取り入れるのも一つの方法です。
6. 増田歯科・矯正歯科の取り組み
当院では、歯や歯ぐきの健康を「全身の健康の一部」と考えています。
免疫力が低下すると、歯周病の進行や治療後の回復の遅れにつながることがあるため、管理栄養士による栄養面からのサポートにも力を入れています。
一番は普段のお食事から摂っていただくことですが、忙しくてなかなかバランスを意識することが難しいと言われる方も多くいらっしゃいます。
そのため、当院では医療機関専売の高品質なサプリメントを取り扱っております。
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ビタミンC・D・亜鉛などを必要な量だけ効率的に補える
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余分な添加物が少なく安心して続けられる
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医師や歯科医師が選ぶ信頼性のある製品
もちろんサプリメントは食事の代わりではなく補助的なものですが、「疲れが取れない」「免疫を整えたい」「歯ぐきの炎症を改善したい」といった方にとって、日々の生活に取り入れやすいサポートとなります。
7. まとめ
免疫力を高めるには、ビタミンC・ビタミンD・亜鉛をバランスよく摂ることが大切です。
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ビタミンCは水溶性で即効性があり、血中濃度を高めて全身の細胞に届く
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ビタミンDは脂溶性で蓄積され、持続的に免疫を支える
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亜鉛は免疫細胞の働きを支え、歯ぐきや粘膜の回復を助ける
毎日の食事から意識することが基本ですが、忙しい生活の中では不足しやすいのも事実です。
そんなときは、安全性の高いサプリメントを取り入れることで、無理なく継続することができます。
もし最近「疲れが抜けない」「歯ぐきの腫れが気になる」「免疫を整えたい」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
増田歯科・矯正歯科では、口の健康と全身の健康をトータルでサポートいたします。
ご予約はこちらから
お電話(06-6352-1187)でも受付しております!
お口だけでなく体も一緒に、健康維持と美しさの向上をしていきましょう♪

(参考:「統合医療」に係る 情報発信等推進事 厚生労働省eJIM)
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【監修】
歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長
大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。