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BLOG 医院ブログ

結局、どうなの?【インプラントのメリットとデメリット】

みなさん、こんにちは。

 

 

大阪市北区 南森町の歯医者さん 増田歯科・矯正歯科の理事長 増田です!

みなさんは「インプラント」について詳しく知っていますか?

 

患者さまに聞くと、

「あ~、芸能人がやってるやつでしょ!」

「歯がなくなったときにする治療だよね!」

「なんか、誰かにしないほうが良いって聞いたけど、、、」

「取引先の専務がこのまえインプラントしたって聞いた」

など、みなさんなんとなく聞いたことはあるのものの

「詳しくはわからない」とおっしゃってました。

 

本日は、そんな「インプラント」についてのお話です。


(初めに)インプラントの基礎情報

1、インプラントのメリット

2、インプラントのデメリット

3、インプラントによるリスク

4、インプラントをしない方がいい人

5、インプラントのご相談


インプラントとは?

インプラント(implant)とは、体内に埋め込まれる器具の総称のことをさします。

Wikipediaより引用)

歯科領域では、正式には歯科インプラント(デンタルインプラント)といいますが

省略して「インプラント」と呼ばれることが多いですね。

歯科インプラントは、簡単に言うと歯を失ったところに人工の歯を作る治療のことです。

 

よく、”かぶせ物”と混同して認識されがちですが、

かぶせ物はまだ歯の根っこが残っているところに上から人工的な歯をかぶせるのに対し

インプラントは根っこ自体を骨に埋め込む治療から始まります。

 

芸能人で白く輝く綺麗に整った歯をみると「インプラント」だと思われる場合もあるかと思いますが

実はインプラントではなくセラミックのかぶせ物の場合がほとんどです。

 

というのも、歯は一度抜いてしまうと二度と生えてこないため

虫歯や歯周病にかかっていないのに抜いてしまうということはほとんどありません。

 

インプラントの構造

インプラントは

上部構造…歯の代わりとなる部分

アバットメント…インプラント体と上部構造をつなぐ役割

インプラント体…最も大切な歯の根となるパーツ

上記の三部構造でできています。

 

どのパーツも無くてはならないものですが、特に重要なのが「インプラント体」。

 

インプラント体を埋め込む治療の技術によって総合的な耐久力や使用期間を大きく左右されるので

当院でもお口の検査をしっかりと行い、周囲の環境や骨の状態などから

患者さまに最適な長さや大きさ、埋め込む位置や角度など細やかに診断、シュミレーションします。

また、直接体の中に埋め込むため、アレルギー対応性の低い素材で作られています。

 

 

1,インプラントのメリット

 

入れ歯・ブリッジに続く「第三の歯」と言われるインプラント。

多くの方に選ばれる理由として、以下のようなメリットがあります。

✓周りの歯を削ったり負担をかけたりすることがない

✓見た目が自分の歯とほとんど同じのような仕上がり

✓噛む機能の回復が自分の歯比べて9割ほどと高い(入れ歯2割、ブリッジ5割)

✓自分の歯とほとんど同じ使用感で噛める

✓他の方法と比べるとお手入れがしやすい

 

そして最大のメリットは他の2つの方法と比較して

✓生活の質(QOL)が圧倒的に高くなる

というところにあります。

 

2,インプラントのデメリット

メリットをみると「素晴らしい治療」のように聞こえるインプラント。

ですが、インターネットで検索しようとすると

「インプラント しないほうが良い」などの表示を目にすることがあります。

 

私たちはお受けするインプラント治療の患者さまに対しては、

自信をもって「任せてください」と言えるのですが、

精密な治療だからこそ、注意しなければならない点もございます。

 

✓外科処置を伴う

インプラント治療が入れ歯やブリッジと大きく異なる点として、”外科処置を伴う”ということが挙げられます。

外科処置と聞くと怖いイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが

炎症がおきていたり斜めに生えている歯を抜歯するよりかは

比較的傷口も小さく、細菌リスクも低くなります。

ただし、多少の出血なども伴いますので

高血圧などの持病がある方、糖尿病のお薬など継続して服用中のお薬がある方は

事前に専門医同士の相談が必須になってきます。

 

✓保険が効かない

インプラントは一部の欠損症(先天性欠損)を除き基本的には保険適応外の治療です。

そのため、保険が効く他の2つの方法と比べるとやや高額(40~55万円/本)となります。

しかし、入れ歯やブリッジによる他の歯への影響や

体への負担が少ない特殊な材料を使用すること、

歯1本の価値は約230万円ともいわれる事実などから考えると

決して高すぎるわけではありませんが、

保険対象の他の治療と比べると高く感じてしまうかもしれません。

 

✓定期メイテナンスが必要

インプラントの周りに汚れがたまると炎症のリスクが高まるため、少なくとも3~4カ月に1回は歯医者さんでのメンテナンスが必要です。

このメンテナンスを怠ってしまうと、周囲に炎症がおきてしまい、インプラントを使い続けることが難しくなってしまいます。

しかし当院では、歯の健康を守るためインプラントをしていない患者様に対しても、3~4カ月に1回の検診・クリーニングを受けていただくことを推奨しています。

健常歯の価値は230万円/本ですし、いくら高性能のインプラントでも自分の歯に勝るものはないためそういった意味ではメンテナンスの重要性は同じであると言えます。

 

✓治療期間がかかる

インプラントの治療期間は3カ月~6カ月と、一般的な歯科治療と比べるとやや長めです。

しかし、期間中ずっと通い続けなければならないわけではありません。

インプラントの埋入手術のあと骨とインプラント体がくっつくのを待つのに期間を要するためであり、実際に通院する回数は1本の歯の場合事前の検査や診断も含め6~9回ほどであることがほとんどです。

 

✓一生ものではない

個人差はありますが、10年経過したインプラントの生存率は約90%、目安として約10~15年ほどで寿命が来ると言われています。

インプラントの寿命とは、インプラント体が顎の骨から外れてしまったときに訪れます。

当院では、材質や治療の精度にこだわり、約30年使っていただけるよう治療計画をたてていますが、それでも年齢によっては一生使い続けられるわけではありません。

メンテナンスを怠ったり、強い力で歯ぎしりや食いしばりをしてしまうと予定していた寿命より使用期間が短くなることもありますので、少しでも長く使えるよう主治医の指導に沿ってケアを行うことが重要です。

 

 

3,インプラントによるリスク

どんな治療にもメリットがあればリスクはつきものですが、インプラントも例外ではありません。

✓歯周病への感染

歯周病はインプラントだけにおこるわけではありませんが、歯の根が直接骨にくっついているという構造上、歯周病菌に感染してしまうと周りの骨が溶けてしまうスピードが天然歯より早く進んでしまいます。

正しいケア方法を学び、定期的に歯科医院でプロのクリーニングを受けることが非常に重要です。

 

✓金属アレルギー

インプラントに使用する金属はチタンという体との親和性が高い特徴がありますが、最近ではごく稀にアレルギー反応を起こす事例があることもわかってきました。

チタンは人工関節などにも使用される金属で、他の金属と比べると圧倒的にアレルギーは起こしにくいのですが、不安な場合は金属のパッチテストを事前に受けていただいた方が良いでしょう。

 

✓他の治療への影響

インプラントは一度入れた位置から動かすことができないため、歯が1本なくなったからと詳しい検査をせずに治療すると、その後他の歯がなくなったときにできる治療の幅を狭めてしまうケースがあります。

例えば、全額矯正治療。

通常であればすべての歯を動かす前提で治療計画を立てますが、インプラントがあるとその部位を動かすことができない影響で周囲の歯で調節しなければいけなくなり、難しい治療となってしまいます。

また、インプラントは一度入れるともし周囲の歯がなくなった場合もインプラントを選択しなければならないケースもでてきます。

かみ合わせの影響で、かえって他の歯への負担が大きくなる場合も。

このようなことを予防するために当院では、事前の精密監査検査であらかじめ将来的な治療やリスクを診断しております。

治療を決定する場合は「今の状態」だけでなく、「10~20年後」のことも考えておくと安心ですね。

 

 

4,インプラントをしない方がいい人

インプラント治療によりかえってリスクが大きくなる方や、インプラントが効果的な治療でないもいらっしゃいます。

以下のような場合です。

✓骨が柔らかい、もしくは骨粗鬆症の方

(ビスホスホネート製剤を服用中の方は特に治療が難しくなります)

 

✓お口のお掃除が極端に苦手、歯磨き指導がおうちで実践できない方

(インプラント周囲炎のリスクが高くなります)

 

✓糖尿病の方、血糖コントロールが難しい方

(絶対できない!というわけではないですが、専門医同士の細やかな相談が必須です)

 

✓歯ぎしりや食いしばりなどが強く、ナイトガードができない方

(インプラントが揺さぶられ長持ちしません)

 

✓今ではなく、将来的に矯正治療をしたいと考えている方

(インプラントと矯正治療を別のタイミングで行うと、治療の効率が悪く患者様の負担が大きくなってしまいます)

 

✓喫煙者で、医師が指導する禁煙の期間が守れそうにない方

(ニコチンにより血管が収縮し血行が悪くなるため、インプラントの成功率に影響を及ぼします)

 

✓こだわりが強く、歯科スタッフの指示が守れそうにない方

(歯科スタッフが患者様にお伝えするお話や指示は、その時々で最もベストな対処法です)

 

✓定期的なプロのチェックが受けられそうにない方

(長持ちさせるためにも、3カ月に1回の受診が必要です)

 

5,インプラントの相談

 

インプラントは生活の質が高まり周囲の歯も守れる素晴らしい治療ではございますが、下記のようにいくつかの注意も必要です。

「やらなければよかった」

とならないようにするためには、歯科医院選びがカギとなってきます。

・院内は清潔で、滅菌消毒は適切か

・身体のことや服用中のお薬について聞かれたか

・患者様の希望についてのヒアリング時間を必ず設けているか

・極端に安い価格設定ではないか

・欠損部位だけでなく、お口全体を見て診断しているか

・CTやかみ合わせの模型(スキャン)、レントゲンやお口の写真など精密検査の項目は十分か

・将来のことも考えて治療計画を立てているか

・メリットだけでなくデメリットも伝えてくれるか

・担当医とスタッフ、患者様はそれぞれコミュニケーションがとれているか

 

歯科医院を選ぶ際には、上記の項目を参考に「信頼してお願いできるクリニック・担当医であるか」判断しましょう。

 

当院では、歯科ではトップクラスの滅菌機やCT機器、最新のスキャン機器を導入。

ご相談専用のカウンセリングルームやメディカルコンシェルジュ、滅菌消毒のプロであるクリーンスタッフも常在し皆さまをお迎えしております。

もし、事前の検査で将来的な問題が発見された場合は、メリットだけでなくこれらリスクもしっかりと患者様にご説明し、安心して治療に臨んでいただけるよう納得のいくまでご相談させていただきます。

 

無料の相談もご準備しておりますので、気になる場合はお気軽にご相談ください☺

 

大阪市北区 東天満・南森町でインプラントなら

認定医常在の増田歯科・矯正歯科

ご予約はこちらから

お電話(06-6352-1187)でも受け付けております!

SUPERVISING DENTIST 監修歯科医師

医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科
理事長・院長 増田智基

院長写真

院長略歴

1978年 大阪生まれ、大阪育ち B型
2003年 大阪歯科大学卒業
在学中はヨット部主将を経験
2003年 医療法人 徳真会にて勤務
分院長を5年間歴任
2010年 増田歯科医院 継承
2015年 増田歯科・矯正歯科 開院
2020年 医療法人健誠会 法人化 開院

所属学会など

国際口腔インプラント学会 認定医
日本成人矯正学会
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
日本一般臨床矯正研究会
SJCD
日本咬合育成学会
COKI(古希の会)
GPO
インビザラインプラチナプロバイダー

受講セミナー

日本一般臨床床矯正研究会
(4日間コース、フィニッシングコース、
アドバンスコース、3Dコース)
GPO矯正レギュラーコース、アドバンスコース
顎顔面矯正セミナー
咬合育成コース(小児)
CDTC
筒井塾咬合療法コース
OSIインプラントアドバンスコース
修練会診断ベーシックコース
名古屋歯周補綴コース
など
診療時間
10:00〜13:30 - -
15:00〜19:00 - -

※土曜は9:00~13:30 / 14:30~17:00
休診日:火曜・日曜・祝日