■顎関節症(TMJ障害)
顎関節症は、顎の関節や周囲の筋肉に問題が生じることで、顎や歯に痛みを感じることがあります。
■顎や歯の筋肉の緊張
ストレスや緊張が原因で、無意識に顎を強く噛みしめたり、歯ぎしりをすることがあります。
この習慣が続くと、顎や歯の周りの筋肉が疲労し、痛みを感じることがあります。
特に、ストレスの多い日常生活を送っている方は、このような痛みを感じやすくなります。
■副鼻腔炎
副鼻腔炎は、鼻の周りにある副鼻腔が炎症を起こす病気です。
この状態が続くと、鼻の周りや頬、そして上の歯に痛みを感じることがあります。
上の歯の根元と副鼻腔が非常に近いため、炎症が歯に放射されて痛みを引き起こすためです。
■心臓の問題
胸の痛みが歯に放射されることがあります。
特に、心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気が原因で、左側の顎や歯に痛みを感じることがあるため注意が必要です。
これは、胸部に強い痛みを伴うことが多いため、歯の痛みが心臓に関連していることに気づきにくい場合があります。
■神経の問題(神経痛)
顔や歯の周りの神経に問題が生じると、歯が痛く感じることがあります。
例えば、三叉神経痛(さんさしんけいつう)は、顔の一部に鋭い痛みを引き起こす神経の障害です。
この痛みが歯に放射されることがあり、実際には歯に問題がないにもかかわらず、歯が痛いと感じることがあります。
■歯の知覚過敏
歯の表面のエナメル質が磨り減ると、内部の神経が刺激されて痛みを感じることがあります。歯の知覚過敏は冷たいものや熱いものがしみる原因になりますが、この症状も歯そのものに原因がなくても歯の痛みとして感じることがあります。
歯に直接的な原因がなくても、顎関節症や筋肉の緊張、副鼻腔炎、神経の問題など、さまざまな要因で歯の痛みを感じることがあります。
2. 薬が効かない場合、どうすれば良い?
歯の痛みがひどくなると、最初に頼るのは痛み止めですが、薬が効かないこともあります。
薬が効かない場合は、痛みを和らげるために他の方法を試すことが大切です。
■早急に歯科医院に相談
薬が効かない場合、自己判断で薬の量を増やしたりするのは避けましょう。
痛みが続く場合や悪化する場合は、すぐに歯科医院に相談することが大切です。
いつもいっているかかりつけがお休みだったり、夜間だったりする場合は、緊急で対応してくれる歯科クリニックで応急処置をうけ、後日かかりつけを受診する方法もあります。
早期に治療を受けることで、痛みを解消し、その後の歯の回復も安定させることができます。
■冷たい圧迫を試す
冷たいものを歯の痛む部分に当てると、痛みが和らぐことがあります。
冷却効果により、血流が抑制され、炎症が和らぐためです。
氷や保冷剤、冷たいタオルなどで、痛む部分を冷やしてみてください。
(一般的に、炎症に対しては、急性期は冷やす、慢性期は温めると効果的といわれています。)
■塩水でうがい
温かい塩水でうがいをすることで、歯茎や口内の炎症を和らげ、痛みが軽減することがあります。
激しくするとかえって刺激になる場合もあるので、優しく行いましょう。
3. 増田歯科・矯正歯科での治療方法
増田歯科・矯正歯科では、歯の痛みが強い時にもしっかりと対応できる治療を行っています。
痛みの原因を特定し、最適な治療を提案しています。
-
精密な診断と治療計画
痛みの原因をしっかりと診断し、最適な治療法を提案します。虫歯や歯周病が原因であれば、それぞれの進行具合に合わせた治療を行います。
-
痛みを抑える最新の歯科治療技術
痛みを最小限に抑える最新の治療技術を使用しています。針の前に表面麻酔を塗布する、髪の毛よりも細い針や電動注射器を使用するなど麻酔の技術を駆使して、治療中の痛みを軽減することができます。
-
痛みを和らげるための処置
痛みが強い場合は、鎮痛処置や専門的なアフターケアを行い、治療後の痛みを軽減します。
-
予防的な歯科ケア
痛みが発生する前に、定期的な歯科検診を行い、予防歯科の取り組みを実施しています。これにより、治療後も再発を防ぐことができます。