海外と日本の歯磨き粉の違いとは?使用時の注意点と特徴を徹底解説!
こんにちは。
大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。
海外旅行のお土産や、ネット通販での購入などで、海外製の歯磨き粉を手にする方も少なくないと思います。
目を引くパッケージや特徴的なフレーバーのものもあり、日本で売っているものとの違いにワクワクしますよね。
海外で販売されている歯磨き粉は、日本で販売されているものと比べて特徴がいくつか異なります。
特に、成分には大きな違いがあり、使う際には注意が必要です。
ここでは、海外歯磨き粉の特徴と、それに伴う注意点について詳しく解説します。
1. 海外歯磨き粉の特徴
■フレーバーの多様性
海外の歯磨き粉は、フレーバーが豊富であることが特徴的です。
「歯磨き」という日常的な行為をより楽しんでもらうために、多彩なフレーバーが展開されているからです。
特にアメリカやヨーロッパでは、ミントだけでなくシトラスやフルーツ系、さらには薬草系などさまざまなフレーバーが選べます。
日本でもフレーバーが選べる製品は増えていますが、海外製品ではそのバリエーションが多いです。
自分の好みに合った歯磨き粉を選べることで、毎日の歯磨きがより楽しみになり、長続きしやすくなりますね。
■フッ素濃度が高い
海外製の歯磨き粉は、日本製に比べてフッ素濃度が高いことが多いです。
フッ素は虫歯を予防するために有効な成分ですが、海外製品ではその効果を強調するため、濃度が高めに設定されています。
フッ素濃度が高いことで、虫歯予防の効果が強化されますが、連続して過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼすリスクもあります。
そのため、使用量には注意が必要です。特に子どもには適切な量を守ることが大切です。
2. 日本の歯磨き粉との違い
日本製の歯磨き粉と海外製の歯磨き粉は、成分や使用感にいくつか違いがあります。
日本では、歯に優しい成分が多く使用されており、強すぎないホワイトニング成分が一般的です。
一方、海外製品では、強力なホワイトニング成分を使用した製品が多く見られます。
■フッ素濃度の違い
日本の歯磨き粉にはフッ素が一定の基準内で含まれており、濃度は控えめです。
(成人用が1,000ppm〜1,500ppm、子供用が500ppm〜1,000ppm程度)
これは、フッ素の過剰摂取を防ぐためです。
日本では、この決められたフッ素濃度を守ることが法律で定められていますが、海外ではその制限が緩く、濃度が高めの製品が多いです。
フッ素は、高濃度で含まれていることで、虫歯予防効果が強化されます。
しかし、過剰に摂取すると健康に悪影響がでることがあるので、使い方には注意が必要です。
2.2 ホワイトニング成分の違い
日本製の歯磨き粉は歯に優しい成分が多く、ホワイトニング効果は控えめなのに対して、海外製のホワイトニング効果を謳った歯磨き粉の多くは、強いホワイトニング成分を含んでいます。
成分に対する基準が日本とは違うため、日本のものには含まれていない成分が含まれていることもあります。
そのため、日本の製品よりもトーンアップ効果を感じやすいというイメージがあるのではないでしょうか。
ホワイトニング成分の中でも、研磨剤を使用した歯磨き粉は歯の表面を削る作用が強いため、使用し過ぎるとエナメル質を傷つける恐れがあります。
3. 海外歯磨き粉を使う際の注意点
海外製の歯磨き粉は非常に効果的である一方、使用方法に注意が必要です。
ここでは、使用時に気を付けるべきポイントを解説します。
■フッ素濃度の確認
海外の歯磨き粉はフッ素濃度が高めのものが多いため、使用前にその濃度を必ず確認しましょう。
最大のフッ素濃度として、5,000ppm程度のものがあります。(日本の最大濃度は1500ppm)
フッ素は虫歯予防に効果的ですが、過剰摂取は健康リスクを伴います。
フッ素濃度が高めの歯磨き粉を使用する場合、適切な量を守り、過剰に使用しないよう心掛けることが大切です。
特に、お子さんにおいてはフッ素症を引き起こす可能性があるので、保護者の自己判断での使用は控えましょう。
■ホワイトニング成分の使用頻度
ホワイトニング効果を強調した歯磨き粉を使用する際は、使用方法や使用頻度を守ることが重要です。
過酸化水素や過酸化尿素などのホワイトニング成分は、日本でも歯科医院でのホワイトニングで使用されますが、効果が強力なため、使い方を間違えると歯や歯茎の負担が大きくなってしまう可能性があります。
これが原因で、歯の表面が傷つき、再度着色しやすくなることも。
正しく使用することで、トーンアップ効果も期待できるので、上手に活用するためにも、歯科スタッフに使用頻度や使用方法を確認して、相談しながら使うことで安全に効果を得ましょう。
4. まとめ
海外製の歯磨き粉は、フレーバーが豊富で、ホワイトニング効果の高い製品も多いため、歯のケアを楽しく、かつ効果的に行うことができます。
しかし、使用する際にはフッ素濃度やホワイトニング成分の強さに注意し、誤った使用を避けることが重要です。
ご自身に合った歯磨き粉を選び、適切に使用することで、長期的に歯の健康を守り、理想的な白い歯を維持できます。
もし、どの歯磨き粉が自分に合うのか分からない、または使用方法に不安がある場合は、トラブルを防ぐためにも一度歯医者さんで相談いただくことをおすすめします。
プロのアドバイスを受けながら、ご自身に合ったグッズで楽しく歯のケアをしましょう^^
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【監修】
増田 智基(ますだ ともき)
歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長
大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。
所属学会:
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国際口腔インプラント学会(ICOI)認定医
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日本成人矯正歯科学会
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日本顎咬合学会(咬み合わせ認定医)
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日本一般臨床矯正研究会
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