歯が欠けた!ケース別の対応法と早期治療が大切な理由
こんにちは。
大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。
普段忙しくしていて歯のことを気にかける機会が少ないと、「歯が欠けてしまった!」という経験が突然訪れることがあります。
歯が欠けてしまうと見た目が気になるだけでなく、痛みやしみで食事に困ってしまいますよね。
この「歯の欠け」、実は放置してしまうと、治療のタイミングによっては後悔することにも繋がります。
今回は、歯が欠けた際に取るべき対応と、早期に歯医者に行く重要性についてケース別に解説します。
1. 歯が欠けた時のケース別対応法
歯が欠ける原因はさまざまで、ケースによって対応が異なります。
まずは欠けた歯の状態をしっかり確認しましょう。
1.1 小さな欠けの場合
歯の表面に小さな欠けがある場合、痛みがなければ急いで治療を受けなくても大丈夫ですが、時間が経つにつれて欠けた部分が広がることもあります。
放置すると歯の表面が傷つき、食べ物が詰まったり虫歯が発生する原因になるため、早めの治療をおすすめします。
対応法
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切れ目や欠けた部分を軽く水で洗い、冷たいものや硬い食べ物を避けましょう。
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自宅でのケアは控えめにし、なるべく早く歯科医院に相談して治療を受けることが重要です。
1.2 大きな欠けの場合
大きく欠けた場合は、痛みが生じることが多く、歯の内部に影響を与える可能性があります。
場合によっては、歯の神経まで達していることもあり、早急な治療が必要です。
対応法
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清潔なガーゼなどで欠けた部分を覆い、外部からの刺激を防ぎます。
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歯医者に行くまでの間、痛みを軽減するために、市販の痛み止めを使うことも一つの手です。※正確な診断のため、お薬を服用した場合はその旨を歯医者さんで伝えるようにしてください。
1.3 神経まで達している場合
歯の神経が露出してしまっている場合は、強い痛みが伴うことがあります。
この状態を放置すると、歯の感染症や炎症が広がり、最終的に抜歯が必要となるリスクがあります。
対応法
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できるだけ早く歯科医院を訪れ、専門的な治療を受けましょう。抗生物質や鎮痛剤が処方されることがあります。
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応急処置として、冷たい水や氷での冷却を避け、温かい飲み物を摂るようにしましょう。
1.4 歯全体が折れた場合
歯全体が折れてしまった場合、一刻も早い緊急の対応が求められます。
歯の破片を見つけた場合は、捨てずにすぐに歯科医院に持参してください。
破片が元通りに接続できる場合、治療で再生する可能性があります。
対応法
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破片が見つかった場合、すぐに水で洗い清潔に保ち、歯科医院に持参してください。
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歯科医院に到着するまで冷やすなど刺激を与えないように注意しましょう。
2~4の場合は一刻も早い治療が更なる悪化を防ぎます。
可能な限り、当日中に歯医者さんへ行っていただくことをおすすめします。
2. 歯医者に行くべきタイミング
軽度に歯が欠けた場合、見た目の悪影響や痛みを伴っていないと、日常生活には特に不便はないですよね。
そのため、「忙しくてなかなか行けない」と考える方も多いかもしれません。
しかし、歯の治療は放置してしまうとリスクが高まります。
早期治療の重要性
歯の欠けた部分は、見た目だけでなく、食べ物の詰まりや口内の不衛生状態を引き起こし、さらに悪化する可能性があります。
早期に治療を受けることで、歯の再生が可能な場合もあり、後々の大きな治療を避けることができます。
小さな欠けでも放置することなく、できるだけ早く歯科医院で確認を受けましょう。
3. 対応が遅れることによるリスク
歯が欠ける箇所は、歯の構造のうち一番外側のエナメル質である場合はほとんどです。
エナメル質は最も固い組織で歯を守る働きをしており、一部なくなることで、柔らかい組織の象牙質や歯髄(歯の神経)が露出してしまいます。
そのため、欠けを放置した場合は様々なリスクが発生してしまうのです。
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感染症のリスク
欠けた部分に食べかすや細菌が詰まると、歯の内部に感染が広がる可能性があります。神経にまで感染が広がると、根管治療(根の治療)や、最悪の場合は抜歯が必要になることがあります。 -
知覚過敏の発症
歯の欠けた部分が外部からの刺激に敏感になり、冷たいものや熱いものに対して痛みを感じる知覚過敏の症状が現れることがあります。これを放置すると、痛みが増し、生活に支障をきたすことになります。 -
歯並びや噛み合わせの悪化
欠けた歯がそのままで放置されると、周りの歯に負担がかかり、歯並びや噛み合わせが悪化することがあります。これが長期間続くと、他の歯にも問題を引き起こす可能性があります。 -
歯の強度低下
歯が欠けた部分が広がり、削れることで歯全体の強度が低下し、さらに欠けやすくなります。欠けた歯の周りが不安定になると、日常的な食事や会話に支障をきたす場合もあります。
3. まとめ
歯が欠けてしまうと、見た目や食事に困るだけでなく、後々大きな治療が必要になることもあります。
早期に歯科医院を訪れ、専門的な診察を受けることが大切です。
欠けた歯を放置せず、適切な治療を受けることで、歯の再生や健康を保つことができます。
増田歯科・矯正歯科では、応急処置だけでなく歯のトラブルを防ぐためのアフターケアもサポートしており、安心して治療を受けることができます。
歯が欠けてしまった際は、悪化する前に、迷わず早めにご相談くださいね。
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【監修】
増田 智基(ますだ ともき)
歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長
大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。
所属学会:
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国際口腔インプラント学会(ICOI)認定医
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日本成人矯正歯科学会
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日本顎咬合学会(咬み合わせ認定医)
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日本一般臨床矯正研究会
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日本咬合育成学会
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SJCD/COKI(古希の会)/GPO
受講研修:
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GPO矯正レギュラー・アドバンスコース
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顎顔面矯正/咬合育成(小児)コース
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筒井塾咬合療法/OSIインプラントアドバンスコース
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名古屋歯周補綴コース 他多数
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