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放置して大丈夫?歯ぎしりの原因とリスクについて

こんにちは。

大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。

朝起きたときに顎がだるい、歯が浮いたような感じがする、

また、家族から「寝ている時に歯ぎしりしているよ」と言われたことはありませんか?

歯ぎしりは、多くの方が無意識のうちに行っている習癖の一つです。

しかし、「自覚症状がないから大丈夫」「癖だから仕方ない」と放置してしまう方も少なくありません。

 

実は歯ぎしりは、歯や顎だけでなく、被せ物やインプラント、さらには全身の健康にも影響を与えることがあります。

今回は歯科医師の立場から、歯ぎしりの原因や放置するリスク、治療方法について詳しく解説します。


歯ぎしりとは?

歯ぎしりとは、上下の歯を強くこすり合わせたり、食いしばったりする動作のことを指します。

医学的には「ブラキシズム」と呼ばれ、主に次の3つに分類されます。

1. グラインディング

一般的にイメージされる歯ぎしりです。

ギリギリと歯を横に擦り合わせる動作で、睡眠中に起こることが多くあります。

2. クレンチング

歯を強く噛みしめるタイプです。

音が出ないため気付きにくい特徴があります。

仕事中や運転中、集中している時などに無意識で行っている方も少なくありません。

3. タッピング

上下の歯をカチカチと打ち鳴らすタイプです。

頻度は少ないものの、歯や顎に負担を与える原因になります。


歯ぎしりはなぜ起こるの?

歯ぎしりの原因は一つではありません。

複数の要因が重なって起こると考えられています。

 

ストレスや精神的緊張

最も大きな要因として考えられているのがストレスです。

仕事や人間関係、家庭環境などによる精神的負担があると、睡眠中に歯ぎしりとして現れることがあります。

特に真面目な方や責任感の強い方は歯ぎしりをしやすい傾向があります。

 

噛み合わせの問題

噛み合わせのバランスが悪い場合、無意識に調整しようとして歯ぎしりが起こることがあります。

ただし近年では、噛み合わせだけが主な原因とは考えられておらず、あくまで要因の一つとされています。

ただ、

  • 詰め物や被せ物の高さが合っていない
  • 特定の歯だけ強く当たる
  • 歯並びの乱れ

などがあると、歯ぎしりによるダメージが大きくなることがあります。

睡眠の質の低下

以下のような生活習慣も歯ぎしりと関係しています。

  • 睡眠不足
  • 不規則な生活
  • 飲酒
  • 喫煙
  • カフェインの過剰摂取

睡眠の質が低下すると、歯ぎしりが起こりやすくなることが知られています。

 

姿勢や生活習慣

スマートフォンやパソコン作業が長時間続くことで首や肩の筋肉が緊張し、歯ぎしりや食いしばりにつながるケースもあります。

 

その他:お子様の歯ぎしり

また、歯ぎしりは大人だけでなく子どもにも見られることがあります。

特に成長期のお子様には珍しくなく、乳歯から永久歯への生え変わりや顎の成長に伴い、噛み合わせを調整する過程で起こることがあるため、必ずしも異常とは限りません。

ただし、歯ぎしりによって

  • ・歯が大きくすり減っている
  • ・顎の痛みがある
  • ・朝起きたときに顎の疲れを訴える
  • ・日中も強い食いしばりが見られる

ような場合には注意が必要です。

また、近年では口呼吸やお口ぽかん、舌の位置の異常、睡眠の質の低下などが関係しているケースもあります。

お子様の歯ぎしりが気になる場合は、成長による一時的なものなのか、お口の機能や歯並びに原因があるのかを確認するためにも、一度歯科医院で相談されることをおすすめします。

お子様のお口の機能についてもっと知りたい場合はコチラ


歯ぎしりをしている人に見られるサイン

歯ぎしりは自覚がないことも多いため、次のような症状がないか確認してみましょう。

特に一人暮らしの方は同居者から指摘をされる機会が少ないため、知らない間に症状が進んでいる可能性もあります。

鏡を見ながら、ぜひセルフチェックをしてみてくだい。

  • 朝起きると顎が疲れている
  • 頬の内側に噛み跡がある
  • 舌の側面がギザギザしている
  • 歯がすり減っている
  • 詰め物がよく外れる
  • 歯にヒビが入っている
  • 肩こりや頭痛が多い

歯ぎしりを放置するとどうなる?

「歯ぎしりくらいなら問題ない」と思われるかもしれません。

しかし実際には、非常に強い力が歯にかかっています。

この強い力により、歯や顎に様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

歯が割れる・欠ける

人間の噛む力は非常に強く、歯には想像以上の負担がかかっています。

そのため、

  • 歯のヒビ
  • 歯の欠け
  • 根っこの破折

が起こることがあります。

特に神経を取った歯はこうした症状が起こりやすく、注意が必要です。

また、過去に治療した詰め物や被せ物も、同様に破損を引き起こす可能性があり、さらにインプラントにも大きな負担がかかってしまいます。

最悪の場合、せっかく治療した箇所の再治療が必要になってしまう可能性もあります。

知覚過敏になる

歯ぎしりが続くと、歯の表面が少しずつ削れていきます。

すると、

  • 冷たい物がしみる
  • 歯が短くなる
  • 噛みにくくなる

といった問題が起こります。

症状がさらに進行すると、歯の内部の象牙質が露出し知覚過敏となってしまいます。

顎関節症になる

歯ぎしりによって顎の関節に負担がかかると、

  • 顎が痛い
  • 口が開きにくい
  • カクカク音がする

といった顎関節症の症状が現れることがあります。


歯ぎしりの治療方法

歯ぎしりの治療は、大きく分けると「原因の改善を目指す治療」と、「歯や顎へのダメージを防ぐ対処療法」の2つがあります。

ケースによっては、歯ぎしりそのものを完全になくすことは難しい場合もありますが、原因にアプローチしながら歯を守ることで、将来的なトラブルを予防できます。

 

【原因改善を目指す治療】
① 日中の食いしばり(TCH)の改善

歯ぎしりが強い方の多くは、日中にも無意識に食いしばる癖があります。

本来、上下の歯は食事や会話の時以外は接触していない状態が正常です。

舌の位置がポイントになるため、当院では舌の正しい位置の確認と合わせて日ごろのから意識していただくようお願いしております。

 

② 睡眠環境・生活習慣の改善

歯ぎしりは睡眠の質と深く関係しています。

睡眠不足や不規則な生活、ストレスの蓄積に加え、寝る前のスマートフォンや食生活(糖質の過多や過度な飲酒、カフェイン摂取など)

などを改善することで、歯ぎしりが軽減する場合があります。

当院には管理栄養士が在籍しており、食生活習慣の相談もおこなっております。

食生活が大きな原因となっている場合は、一度ご相談いただくこともおススメです。

 

噛み合わせや歯並びの改善

歯並びや噛み合わせのバランスが悪いと、一部の歯に過剰な負担がかかることがあります。

  • 被せ物や詰め物の調整
  • 噛み合わせの確認・調整
  • 矯正治療

を行い、お口全体のバランス改善を目指すことで解決に繋がるケースもあります。

 

口呼吸やお口の機能改善

特にお子様では、

口呼吸
お口ぽかん
舌の位置の異常
飲み込み方の癖

などが歯ぎしりや食いしばりに関係していることがあります。

MFT(口腔筋機能療法)などを通じて、お口周りの機能改善を行うことがあります。

 

【歯や顎を守るための対処療法】
① ナイトガード(マウスピース)

最も一般的な対処法です。

就寝時に装着することで、

  • 歯のすり減り
  • 歯のヒビや破折
  • 詰め物・被せ物の破損
  • 顎関節への負担

を軽減できます。

歯ぎしりを根本的に止める治療ではありませんが、歯を守る効果は非常に高い方法です。

ただ、マウスピースを装着することによるかみ合わせの高さの変化等から、かえって顎への負担が大きくなってしまうケースもあります。

そのため、ナイトガードを検討される際は自己判断での安易な使用ではなく、一度かみ合わせ専門医へご相談いただくことが最もおススメです。

 

② 被せ物・詰め物の保護と修復

歯ぎしりによって、

  • 被せ物が欠ける
  • 詰め物が外れる
  • 歯が割れる

ことがあります。

必要に応じて歯の修復を行い、再発防止のためにナイトガードの使用を併用します。

その他: 顎関節症への対応

歯ぎしりによって顎の関節や筋肉に負担がかかっている場合は、ケースごとの対応が必要です。

大きく顎がずれている顎関節症や顎変形症の場合は、矯正治療や外科処置を含めた対応になることもあります。

いずれの場合も、ほおっておくことで症状が悪化する場合があるため、早めのご相談と定期的な検診が重要です。

 

歯ぎしり治療で大切なこと

歯ぎしりは「原因を改善する治療」と「歯を守る治療」の両方が重要です。

マウスピースだけで歯を守ることも大切ですが、生活習慣や食いしばりの癖、噛み合わせ、お口の機能まで含めて見直すことで、より根本的な改善につながります。

特に、歯のすり減りやヒビ、詰め物の脱離が繰り返される方は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。


まとめ|歯ぎしりは早めの対策が大切です

歯ぎしりは単なる癖ではありません。

放置すると、

  • 歯の摩耗
  • 知覚過敏
  • 歯の破折
  • 顎関節症
  • 被せ物やインプラントのトラブル

など、さまざまな問題につながる可能性があります。

特に歯ぎしりは無意識に行われるため、自分では気付かないことも少なくありません。

「朝起きると顎が疲れている」
「歯がしみるようになった」
「詰め物がよく取れる」

このような症状がある方は、一度チェックを受けることをおすすめします。

増田歯科・矯正歯科では、歯ぎしりの有無や歯へのダメージを詳しく確認し、患者さま一人ひとりに合わせた治療方法をご提案しています。

大切な歯を長く守るためにも、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。早めの対策が、将来の大きなトラブルを防ぐ第一歩になります。


ご予約はこちらから

お電話(0663521187)でも承ります!

【監修】

増田 智基(ますだ ともき)

歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長

大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。

SUPERVISING DENTIST 監修歯科医師

医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科
理事長・院長 増田智基

院長写真

院長略歴

1978年 大阪生まれ、大阪育ち B型
2003年 大阪歯科大学卒業
在学中はヨット部主将を経験
2003年 医療法人 徳真会にて勤務
分院長を5年間歴任
2010年 増田歯科医院 継承
2015年 増田歯科・矯正歯科 開院
2020年 医療法人健誠会 法人化 開院

所属学会など

国際口腔インプラント学会 認定医
日本成人矯正学会
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
健康のための永久歯列矯正認定医
子どもの歯並び予防矯正認定医
日本一般臨床矯正研究会
SJCD
日本咬合育成学会
COKI(古希の会)
GPO
インビザラインプラチナプロバイダー

受講セミナー

日本一般臨床床矯正研究会
(4日間コース、フィニッシングコース、
アドバンスコース、3Dコース)
GPO矯正レギュラーコース、アドバンスコース
顎顔面矯正セミナー
咬合育成コース(小児)
CDTC
筒井塾咬合療法コース
OSIインプラントアドバンスコース
修練会診断ベーシックコース
名古屋歯周補綴コース
など
診療時間
10:00〜13:30 - -
15:00〜19:00 - -

※土曜は9:00~12:00 / 13:30~16:30
休診日:火曜・日曜・祝日