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むし歯は揺れ動くプロセス

歯のエナメル質表面は、唾液の海の中でちょうど潮の満ち引きのようにミネラルが出たり入ったり揺れ動きながら、ある一定の状態を維持しているのです。

カリオロジー(むし歯学)では、むし歯は動的な平衡(バランス)の過程であると定義されます。

ひとことで言えば、いつも揺れながら安定している状態のバランスが崩れた時にむし歯になるのです。

歯のエナメル質表面の少し下のミネラル(リン、カルシウム)は分子レベルで失われたり(脱灰)、補給されたり(再石灰化)を繰り返すのです。

唾液はミネラルいっぱいの過飽和溶液ですから、歯の表面に唾液がある限り、ミネラル質の中に戻るのです。

幼い頃から、歯科の定期検診を受けていれば、この平衡状態が崩れかけたときには、再石灰化治療をします。

再石灰化治療とは奪われたミネラルを再び補う療法です。

つまり、歯を削らないむし歯療法なのです。

意図的に再石灰化が促進できることは、すでに立証されているのです。

カリオロジーでは、再石灰化療法がむし歯療法の中心です。

揺れ動くプロセスの中で脱灰と再石灰化の平衡関係を回復させるサポートがむし歯額の療法なのです。

このカリオロジーの考え方に対して必ずしもすべての日本の歯医者さんが同じ考えをもっているわけではないのです。

「なるほど、初期のむし歯の話ですね、でもそれは初期だけですよ」と多くの歯医者さんはそのように理解するのです。

それは「治療するむし歯のことじゃない」と考える歯医者さんもいるはずです。

むし歯はエナメル質に穴が開き、コラーゲンたっぷりの象牙質にまで破壊が進行すると、もう自然には治らないのです。

そして多くのむし歯は、手遅れになってから治療されるのです。

大学の歯医者さんを育てる教育も健康保険の仕組みもそうなっているからです。

しかし!カリオロジーを学んだ歯医者さんは穴が開く前にむし歯を治すことこそ、むし歯治療だと考えています。

SUPERVISING DENTIST 監修歯科医師

医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科
理事長・院長 増田智基

院長写真

院長略歴

1978年 大阪生まれ、大阪育ち B型
2003年 大阪歯科大学卒業
在学中はヨット部主将を経験
2003年 医療法人 徳真会にて勤務
分院長を5年間歴任
2010年 増田歯科医院 継承
2015年 増田歯科・矯正歯科 開院
2020年 医療法人健誠会 法人化 開院

所属学会など

国際口腔インプラント学会 認定医
日本成人矯正学会
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
日本一般臨床矯正研究会
SJCD
日本咬合育成学会
COKI(古希の会)
GPO
インビザラインプラチナプロバイダー

受講セミナー

日本一般臨床床矯正研究会
(4日間コース、フィニッシングコース、
アドバンスコース、3Dコース)
GPO矯正レギュラーコース、アドバンスコース
顎顔面矯正セミナー
咬合育成コース(小児)
CDTC
筒井塾咬合療法コース
OSIインプラントアドバンスコース
修練会診断ベーシックコース
名古屋歯周補綴コース
など
診療時間
10:00〜13:30 - -
15:00〜19:00 - -

※土曜は9:00~13:30 / 14:30~17:00
休診日:火曜・日曜・祝日