不定愁訴の原因(3) 南森町・増田歯科
前回の続きです
□噛み方の癖が出たり、歯ぎしりが起こる
噛む癖とは主に右側の歯で噛むか、左側の歯で噛むかということです
小さい時からこの癖がつくと、顎がどちらかに曲がって成長してしまう場合もあります。
癖がつく主な原因は、片側の乳歯がむし歯になって痛かったり、抜けてしまって歯がない状態がつづくことです
大人にも同じことが言えます。
片方だけで噛んでいると、当然、顎関節症になったり、口腔周囲筋がアンバランスになったり、頸椎などにも大きな影響がきて、体の不調につながっています
また、歯並びが悪いことや、口腔周囲筋のバランスの悪さは、「歯ぎしり」の原因にもなります。
歯ぎしりが続くと、歯は異常にすり合わさって削れていき、かなり変形した形になります
治療として、寝るときに装着するポールスプリントの使用によって一時的に軽くすることは可能ですが、根本的に治すには、矯正治療で噛み合わせを本来の位置に戻す必要があります。