不定愁訴の原因(3) 南森町増田歯科矯正歯科
前回の続きです
□頸椎に異常がくる
人の頭と顔は想像以上に重たいものです
それを首の後ろで支えているのが頸椎です
頸椎は背中の真ん中を通る脊椎につながる首の部分です。
脊椎と同じ平たくて丸い、たとえばだるま落としの丸い積み木のような骨の重なりでできています
そしてその骨と骨の周りに、いろいろな神経がからまるように通っています。
歯並びが悪くなると噛み合わせが悪くなります。
噛み合わせが悪いと上の顎、すなわち頭全体が前方に倒れがちになり、姿勢が悪くなります
そうするときれいに重なっていた積み木状の骨はズレたり、傾いたりして、ひどくなると体の均整がとりにくくなったりもします
傾いた骨によって頸椎周辺のさまざまな神経は過剰に圧迫されて、肩こりや頭痛、耳鳴り、めまい、不眠などいろいろな不定愁訴が起こります
それだけではなく、頸椎にゆがみが生じると、ゆがみは胸椎、腰椎へと広がっていき、体全体のゆがみに発展することにもなります。
こうなると不定愁訴の中身もさまざまで、腰痛、冷え性、神経症、しびれなど、あげたらきりがないくらい、いろいろな不定愁訴に悩まされるようになってしまいます
まさに一つのズレが全身のズレに及ぶといっても過言ではありません