風邪で食欲がないときに役立つ!体調不良時のおすすめアイスと食品の種類
こんにちは。
大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科 管理栄養士です。

風邪や体調不良で自宅療養中、食欲がわかず何も口にできない日もありますよね。
そんなときでも、口当たりがよく、少量でも栄養や水分を補給できる食品は非常に心強い味方です。
特にアイスクリームやゼリー類は、冷たくて口当たりがなめらかなので、体調がすぐれないときでも食べやすい食品です。
今回は、風邪や体調不良時におすすめの食品とアイスの種類、選び方、摂取の工夫について管理栄養士の視点から詳しく解説します。
手軽に手に入るスーパーやコンビニで売っている商品も例に挙げますので、ぜひ参考にしてください!
目次
1.風邪のときに知っておきたいアイスの種類と選び方
風邪で体調がすぐれないとき、食欲はあまりなくても口当たりがよいアイスなら食べやすく、エネルギーや水分の補給にも役立ちます。
ただし、アイスの種類によって栄養価や体への負担は異なるため、選び方を知っておくことが大切です。
市販されているアイスは大きく分けて「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」の3種類に分類されます。
中でも、風邪のときにおすすめなのは、栄養補給が期待できる「アイスクリーム」です。
① アイスクリーム(バニラアイス)
アイスクリームは乳脂肪分が多く、牛乳や卵が原料に含まれているため、タンパク質やエネルギーを効率よく摂取できます。
口当たりも滑らかで、喉の痛みや発熱で体力が落ちているときでも食べやすいのが特徴です。
例



ポイントは、パッケージの成分表示に「アイスクリーム」と記載されているものを選ぶことです。
「ラクトアイス」や「アイスミルク」と比べると乳脂肪やタンパク質が多く、体力回復をサポートする栄養面で優れています。
② アイスミルク・ラクトアイス
乳脂肪分やタンパク質がアイスクリームに比べ少なく、甘さや水分量は多めです。
糖分の摂取や口当たりのさっぱり感が欲しいときには便利ですが、体力やタンパク質の補給という点では補助的に考えるとよいでしょう。
例


ラクトアイスはさらに乳成分が少なく、植物性油脂や砂糖中心のため、風邪で体力が落ちているときには単体では栄養補給が不足しやすい点に注意が必要です。
③ シャーベット・フルーツ系アイス(氷菓)
果汁を主体にしたシャーベットやフルーツアイスは水分が豊富で、のどの痛みがあるときでもさっぱり食べやすく、渇きを潤すのに適しています。
製品表示では「氷菓」と記載されていることが多いです。
また、ビタミンCなど果物由来の栄養素を摂れる製品もあり、免疫サポートに役立つ場合があります。
ただし糖分が多めのものもあるため、過剰摂取には注意してください。
例(氷菓)


このように、風邪で食欲が落ちているときには「アイスクリーム」が栄養価が高く最もおススメです。
ラクトアイスやシャーベットには口当たりの良さや爽やかさ、価格の手軽さやビタミン含有などの特徴もあるので、状況に応じて選んでもいいですね。
スーパーやコンビニで手軽に手に入る商品ですし保存もきくので、普段から備えておくと体調不良時にも安心かと思います。
2. アイス以外に備えておきたい食品の種類
風邪や体調不良で食欲が落ちているときは、口当たりがよく、栄養や水分を効率よく摂れる食品を準備しておくことが大切です。
アイスクリーム以外にも、手軽に手に入る商品はたくさんあります。
ここでは、管理栄養士の視点でのおすすめのアイテムをご紹介します。
① 経口補水液・スポーツドリンク
発熱や汗、呼吸の荒さによって体から水分やミネラルが失われやすいときは、経口補水液が理想的です。
体液に近い成分で作られているため、吸収がよく、脱水予防に効果的です。
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おすすめ商品例

ポイントは、一度に大量に飲むのではなく、少しずつこまめに摂ること。
また、冷たすぎると胃腸に負担がかかるため、常温での摂取がおすすめです。
② ゼリーやゼリー飲料
のどの痛みや食欲低下があるときでも、ゼリーは飲み込みやすく、水分補給にも適しています。
さらにビタミンCやタンパク質が配合されている製品なら、免疫力の維持や体力回復にも役立ちます。
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おすすめ商品例


また、パックタイプは、ベッドやソファに横になったままでも簡単に摂取できるため、体が辛いときにも便利です。
③ レトルトおかゆ
消化がよく、体力が落ちているときでも胃腸に負担をかけにくいのがレトルトおかゆ。
タンパク質を補える卵がゆや、酸味で食欲を刺激する梅がゆなども併せて用意しておくと安心です。
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おすすめ商品例

感染症などで家族が調理できない状況でも、ストックしておくと手軽に栄養補給が可能です。
④ 野菜ジュース・果物ジュース
風邪で固形物を摂りにくいときでも、野菜や果物のジュースならビタミン・ミネラルを手軽に補給できます。
厚生労働省も100%ジュースを「野菜・果物」として摂取可能としています。
果物のジュースを選ぶ際は特に、「100%」のものを選ぶようにすると余分な添加物が少なく身体にも優しいでしょう。
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おすすめ商品例


味のバリエーションも多いため、体調に合わせて好みのものを選びやすく、無理なく栄養補給できます。
ただし、いずれにしても飲みすぎ・食べ過ぎは糖質の過剰摂取にもつながるため、1回につき1本・1パックを意識するといいですね。
3.その他、人によってはあると嬉しい食品
ヨーグルト
乳酸菌やビフィズス菌が含まれており、腸内環境を整えることで免疫力の維持に役立ちます。喉の痛みや食欲低下で消化が不安定なときでも比較的食べやすい食品です。
プリン
バニラアイスと同様に、エネルギーとタンパク質を手軽に補給できます。消化がよく、口当たりも滑らかなので、体力が落ちているときでも摂取しやすいです。バニラアイスと比べて賞味期限が短いので注意しましょう。
のど飴
喉の痛みや乾燥を和らげる効果があります。口の中で溶かしながらゆっくり摂取することで、喉への刺激を緩和し、飲み込みやすくなります。漢方成分含有で炎症に作用する商品もありますね。
冷凍うどん・レトルト食品
食欲が戻り、固形物を摂取できるようになったときに便利です。調理の手間が少なく、外出や買い物が難しい状況でも食べられるため、療養中の強い味方になります。
フルーツ缶・冷凍フルーツ
甘みがあり、さっぱりと食べやすいため、食欲がないときでも口にしやすい食品です。ビタミンや水分を同時に摂取できるため、体調回復のサポートになります。
4. 口腔ケアも忘れずに

体調不良時でも、口内環境の悪化は避けたいポイントです。
発熱や鼻づまりで口呼吸になりやすく、唾液の分泌が減ると口臭や虫歯のリスクが高まります。
先ほどのアイスやゼリーなど、糖分を含む食品を摂取した後は、うがいや水で口をゆすぐだけでも効果的です。
また、免疫力が落ちていると、歯茎の腫れや昔の治療後の歯の痛みを感じやすくなります。
普段から定期的にお口の中をケアしておくことが大切ですが、忙しくてなかなか行けていない場合も、体調が回復した際には歯科医院でのプロケアを受けましょう。
5. まとめ
風邪や体調不良時には、食欲がなくても口にできる食品を備えておくと安心です。
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エネルギーとタンパク質補給 → バニラアイス、プリン、ゼリー飲料
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水分補給とミネラル補給 → 経口補水液、野菜ジュース
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消化しやすく体にやさしい食品 → おかゆ、シャーベット
特にアイスクリームは、口あたりが滑らかでエネルギー補給もできるため、体調がすぐれないときの強い味方です。
また、体調回復後は口腔ケアや歯科でのプロケアを組み合わせることで、虫歯や口内トラブルを防ぎながら健康を取り戻せます。
増田歯科・矯正歯科では、管理栄養士と歯科医師・歯科衛生士が連携して、体調不良時の食事や口腔ケアのアドバイスも行っています。
体調が優れないときでも、安心して口にできる食品選びの相談も可能です。
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【監修】
歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長
大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。