【小児歯科】子どもの歯 生え終わりっていつ?生え変わり時期に注意したいこと
こんにちは。
大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。
人間の歯は乳歯と永久歯があり、成長とともに生え変わります。
お子さんの歯が生え変わる時期は、将来の歯並びや歯の健康にも大きな影響を与えるため、適切なケアと確認が重要です。
今回の記事では、この”生え変わり”時期に大切にしたいことについて、正しい歯並び形成の観点から解説します。
1,乳歯と永久歯の違い
2,歯が生え変わる時期と順番
3,生え変わり時期に注意したいこと
~まとめ~
1,乳歯と永久歯の違い
そもそも、乳歯と永久歯には以下のようにそれぞれの特徴があります。
乳歯:全部で20本。白っぽい色をしています。
永久歯と比べて歯の質が薄く約半分ほどしかないため、むし歯になると早く進行してしまいます。
「どうで生え変わるし…」と虫歯を放置してしまうと、永久歯の歯並びや健康に影響を及ぼしてしまうこともあるため注意が必要です。
永久歯:全部で28本。(親知らずを含めると32本)
乳歯と比べて黄色っぽく、大きさもひと回り大きいことが特徴です。
一度生えそろうと二度と再生しないため、虫歯やs歯周病で歯を失わないようにケアをしていくことが重要になります。
2,歯が生え変わる時期と順番
生え変わりの時期
乳歯が生えそろうのはだいたい2歳半ごろです。
そこから成長とともに顎が発達し、5~6歳頃から永久歯への生え変わりがはじまります。
成長には多少の個人差もありますが、12歳頃には乳歯が抜けて生え変わり、14~15歳を目安にすべての永久歯が生えそろいます。
生え変わりの順番
下の前歯:最初に抜けることが多いです。
上の前歯:下の前歯に続いて生え変わります。
奥歯:最後に生え変わり、大臼歯(6番目と7番目)が出てきて生えそろいます。
3,生え変わり時期に注意したいこと
この生え変わりの6~12歳、ちょうど小学生にあたる時期は、将来の歯並び形成や歯の健康にとって非常に重要です。
以下の項目に注意して、お子さんの成長を見守りましょう。
① 適切な歯磨き習慣を作る
歯の生えはじめは歯の質がまだ弱くむし歯になりやすいため、毎日の歯磨き習慣を作ることが大切です。
また、生えそろうまでは歯列もデコボコしており歯並びが複雑なので、みがきにくく汚れが残りやすい点も要注意。
とくに、一番奥の乳歯の後ろに生えてくる第一大臼歯(6歳臼歯)は、奥まっていて生えてきたことに気づきにくく、さらに生え始めは他の歯より背が低いので歯ブラシが届きにくくなり、虫歯リスクが高くなります。
永久歯が生え終わったころには、すでにむし歯になってしまっていた、というお子さんも珍しくありません。
そのため、まだまだ仕上げみがきは保護者が念入りにしてあげるようにお願いいたします。
歯磨き粉は、虫歯予防効果のあるフッ素入りのものを使用しましょう。
② 定期的に歯科検診を受ける
上記のように虫歯になりやすい時期であるため、日々のセルフケアに加えて定期的なプロケアも必要です。
約3ヶ月ごとに歯医者さんで検診を受けることで、虫歯の予防や早期発見・早期治療が可能になります。
また、お口の環境に問題がある場合は、この時期から歯並びについて専門家のもと経過観察をすることが大切です。
・乳歯の裏から永久歯が生えてきた
・生えかけの場所付近の歯茎が腫れている
・適齢期を過ぎてもなかなか乳歯が抜けない(永久歯が生えてこない)
などの場合は、将来のお口の環境に影響がでる場合もあるため、特に注意して診ていく必要があります。
疑いがある場合は早めに検査をして、必要に応じて適切な時期にトレーニングや処置対応、矯正治療を始めることで、お口の環境悪化による将来のお子さまの負担を減らすことができます。
③ 食生活の工夫
前歯が生え変わる時期(1~3年生頃)と奥歯が生え変わる時期(4~6年生頃)の小学生の時期は、一時的にお食事がしにくくなることが特徴です。
特に奥歯の生え変わり時期は硬いものをかみ砕きにくく、柔らかいものを好んだり丸のみになってしまったりするお子さまも少なくありません。
歯医者さんだけでなく、ご家庭でも学校でも「よく噛んで食べる」ことの大切さを繰り返し伝えていきましょう。
また、高学年以降に生えてくる大臼歯(6番目と7番目の歯)は嚙み合わせの面にある歯の溝が深く、食べかすが残りやすいです。
チョコレートやクッキー、キャラメルなどの特に歯につきやすいおやつで虫歯のリスクが上がってしまうため、おやつ選びにも注意が必要です。
ただ、中学年以降は行動範囲やお友達との関係もひろがり、すべてのおやつを保護者が管理することが難しくなる時期でもありますよね。
よく噛んで食べることでお口の洗浄効果のある唾液の分泌が促進されるため、成長期には日ごろから食事の中でよく噛む習慣をみにつけておきましょう。
よく噛むことで顎の発育も促され、きれいな歯並び作りにも効果が期待できます。
~まとめ~
歯の生え変わり時期は将来の歯並びや健康なお口にとって、非常に重要な時期です。
これから一生使い続ける永久歯を守るために、適切なケアや必要に応じた受診を行うことが大切になります。
当院では、お子さんの歯のケアや矯正治療に関するご相談を随時受け付けております!
小さな疑問や不安でも構いません。
少しでも気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください!
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【監修】
増田 智基(ますだ ともき)
歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長
大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。
所属学会:
- 国際口腔インプラント学会(ICOI)認定医
- 日本成人矯正歯科学会
- 日本顎咬合学会(咬み合わせ認定医)
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受講研修:
- GPO矯正レギュラー・アドバンスコース
- 顎顔面矯正/咬合育成(小児)コース
- 筒井塾咬合療法/OSIインプラントアドバンスコース
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