マウスピース矯正の選び方と注意点!失敗しないための5つの方法
こんにちは。
大阪市北区 東天満 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある 増田歯科・矯正歯科です。
近年、歯科矯正の方法として人気が高まっているマウスピース矯正。
従来のワイヤー矯正と比べて、目立たず、装着も簡単というメリットがあります。
そんなマウスピース矯正ですが、治療成功のためにいくつかポイントがあります。
今回は、マウスピース矯正を失敗させないための工夫やポイントについてご説明します。
矯正治療を検討されている場合はぜひ参考にされてください!
目次
1. マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正は、透明で薄いマウスピースを使って、歯を少しずつ動かしていく治療法です。
このマウスピースは取り外し可能で、食事や歯磨きの際に取り外すことができるため、非常に便利です。
また、ワイヤー矯正に比べて矯正中の痛みが少ないことも特徴です。
見た目の面でも、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
2. ワイヤー矯正と比較したときのメリット
マウスピース矯正の最大のメリットは、目立たないことです。
ワイヤー矯正の場合、金属のワイヤーやブラケットが歯に取り付けられますが、マウスピース矯正は透明で目立たず、他人に気づかれにくいという大きな利点があります。
特に、ビジネスパーソンや大人の方には、歯並びが気になりつつもワイヤー矯正の見た目に抵抗感があって矯正治療を見送っていた方もいらっしゃるかと思うので、この「目立たない」という点は非常に大きな魅力です。
さらに、マウスピース矯正は取り外しが可能なので、治療中でも普段のお食事と同じように摂っていただけますし、せフルケアの難易度も高くありません。
食事を楽しんだり、お手入れをしっかり行ったりできるので、生活の質を維持しながら歯並びをきれいに整えることができます。
3. マウスピース矯正の失敗って?
せっかく期間やお金をかけて矯正治療をするのであれば、失敗や後悔は避けたいですよね。
実はマウスピース矯正は、患者様自身の自己管理が治療の成功に大きな役割を持つため、いくつかの要因が治療の進行や成功に影響を与えることがあります。
ここでいうマウスピース矯正の「失敗」とは、治療の進行が計画通りにいかないことや、期待する結果が得られない状態のことを指します。
以下は、マウスピース矯正で起きることのある失敗の原因です。
1. 装着時間が足りない
マウスピース矯正は、マウスピースを装着している時間が矯正が進んでいる時間、反対に外している時間はせっかく動かした歯が元の位置に戻ってしまう時間です。
元に戻るスピードは、理想の位置に動かすスピードの約2倍ほどであるといわれています。
そのため、通常、1日20〜22時間程度の装着が推奨されています。(最低でも20時間以上)
しかし、何らかの理由でこの装着時間が守れなかった場合、歯の移動が遅くなり、治療が長引くことがあります。
特に夜間だけ装着したり、必要以上に外してしまうと、計画通りに歯が動かず、最終的に期待する結果を得られないことがあります。
2. 自己管理の難しさ
マウスピース矯正は「取り外し可能」なため、患者様自身がしっかり管理しないと効果が現れません。
食事後やおやつを食べた後に歯磨きをせず、そのまま装着していると、食べかすや汚れがマウスピースに付着し、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。
また、マウスピースが不衛生になることで、歯石の付着などがおきて歯がきれいに動かないこともあります。
3. 適切な調整を怠る
マウスピース矯正中は、治療の進み具合の確認のために定期的に歯科医院でのチェックを受けることが重要です。
この際、矯正の進行状況や歯の動きに合わせて、マウスピースを調整することがあります。
調整に行くのをを怠ったり、治療途中で別の矯正方法に切り替えたりすると、計画通りに歯が動かず、最終的な仕上がりが不完全になることがあります。
4. 複雑な症例に対応できない
マウスピース矯正は、比較的軽度から中等度の歯並びに効果的ですが、歯の位置が大きくずれている場合や、複雑な歯列の不正がある場合には、ワイヤー矯正の方が効果的なことがあります。
マウスピース矯正を選択してもうまくいかない場合があるため、症例によってはクリニックスタッフとよく相談し、適切な矯正方法を選ぶことが大切です。
5. マウスピースの紛失
意外とよくあるのが、マウスピースをなくしてしまう事です。
透明で取り外しが可能なため、飲食店などで食事の際に外しそのままなくしてしまうという事例など、紛失による治療の遅れがおこることがあります。
治療が計画通りに進まなくなったり、追加でマウスピースの調整が必要になったりと、進行に大きな影響を及ぼします。
4. マウスピース矯正で失敗しないためにできること
マウスピース矯正を成功させるためには、いくつかのポイントを守ることが重要です。
以下に、失敗しないための5つの方法を紹介します。
① 毎日しっかり装着する
マウスピース矯正は、1日のほとんどの時間(20時間以上)装着することが基本です。
装着時間が短くなってしまうと、治療が予定通り進まなくなります。
毎日、指定された時間を守って装着することが治療の成功には欠かせません。
② 食事や飲み物に気をつける
歯や歯茎の健康をまもるため、マウスピースは食事の前に外し、食事後には必ず歯磨きをしてから再度装着することが大切です。
マウスピースを装着すると唾液による歯の洗浄効果が得られにくいので、普段より食後のケアを念入りにしましょう。
ケアが難しいと、虫歯や歯周病でお口の環境が変わってマウスピースのフィットが悪くなったり、歯並びはきれいになったけど虫歯ができてしまった…ということも。
また、色が濃い飲み物(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)や甘い飲み物は歯に色素を残し、マウスピースが黄ばむ原因になります。
これらを飲んだ後には、必ず歯磨きをしてから装着しましょう。
③ 定期的な歯科のチェックを受ける
マウスピース矯正をしている最中は、定期的に歯科医師によるチェックを受けることが重要です。
治療が順調に進んでいるか、歯の動きが計画通りかを確認し、必要に応じて調整を行うことができます。
④ マウスピースを適切に保管する
マウスピースは外出時に外した際に、ケースに入れて保管するようにしましょう。
放置しておくと、汚れや細菌が付着してしまうことがあります。使用後は、毎回ケースに入れて清潔に保管することが大切です。
⑤ 口腔ケアを徹底する
矯正中は口腔内が清潔でないと、虫歯や歯周病などのリスクが高くなります。
特にマウスピースを使用していると、食べかすや汚れが残りやすいので、毎日の歯磨きを欠かさず行い、フロスなども使ってお口のケアを徹底しましょう。
5. まとめ
マウスピース矯正は、目立たず快適に歯を矯正できる方法として多くの方に支持されていますが、成功するためには日々の注意が欠かせません。
増田歯科矯正歯科では、マウスピース矯正を行う際に、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を提供し、治療中もしっかりサポートしています。
歯並びを美しく整えるために、治療期間中のケアと自己管理が重要です。
当院では、専任のメディカルコンシェルジュによる無料カウンセリングや、専門医による矯正のご相談をいつでも受付中です。
気になる場合は、お気軽にお越しくださいね。
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【監修】

歯科医師/医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長
大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。