不定愁訴の原因(1) 増田歯科・矯正歯科
歯列の異常(歯並びが悪い、歯列の発育不良など)が起こる原因についてお話しします
歯列を正常に成長させるためには、生まれてからの舌全体の筋肉を作り、特に「飲む、飲む、飲む」のよって舌根部の筋肉を作る一連の運動・発育が不可欠で、これができていかないと、乳歯の歯並びはもとより、永久歯も並びきれなくなります
歯並びが悪いということは、歯がその顎に並びきれないということで、その原因の一部は、後方の歯が前方へ来てしまうことですが、主たる原因は歯列が小さすぎることです
具体的には、乳歯なら、正常な歯列は小さめのV字形なのですが、発育しきれない永久歯の歯列も、U字形のアーチにならずそのままV字形となり、出っ歯や歯が並ばない状態です
これは、舌の筋肉の発達が十分でなかったために歯列を外側に大きく広げていくことができなかった結果、起こるのです
つまり、乳歯から永久歯の生え変わりまでに舌の筋肉がしっかり作られていないと、歯は正常な位置に並ばなかったり、内側を向いて生えてきます
そして、これが上と下の歯列に影響を及ぼして、噛み合わせを悪くする原因になり、歯列で囲む舌の部屋を小さくすることになるのです