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こんにちは。

大阪市北区　東天満　地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅からすぐにある　増田歯科・矯正歯科です。

口呼吸をしていることに気づいたことがある方、または、寝ている間に口を開けていることが多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、口呼吸は単に不快感を与えるだけでなく、健康にもさまざまな悪影響を与えることがあります。

特に、口の中だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。

今回は、鼻呼吸をすることによる体の変化と口呼吸を改善する方法について、わかりやすく解説します。

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１，口呼吸がもたらすお口と体への影響

意識的に鼻呼吸をする習慣がなくなると、お口で呼吸をしてしまいます。

このことによって、さまざまな健康問題を引き起こされる可能性があります。

1. 口腔内の乾燥

口呼吸をしていると、口の中が乾燥します。唾液は、歯の表面を守り、口腔内を清潔に保つ役割を果たしていますが、口呼吸では唾液の分泌が減少します。これにより、細菌が繁殖しやすくなり、歯周病や虫歯のリスクが高まります。また、口腔内が乾燥すると、口臭が発生しやすくなる原因にもなります。

2. 歯周病や虫歯のリスクが増加

口呼吸が続くと、口腔内が乾燥し、唾液の自浄作用が効きにくくなります。唾液には、口の中の細菌を洗い流す役割があり、歯や歯茎を守る重要な役割を果たしていますが、乾燥した環境ではその役割が十分に果たせません。これにより、細菌が繁殖しやすくなり、歯周病や虫歯のリスクが増加します。

3. 歯の着色や口臭

口腔内が乾燥すると、食べ物や飲み物の着色成分が歯にこびりつきやすくなります。これが歯の黄ばみや着色の原因となり、歯磨きだけでは落ちにくくなります。また、口呼吸によって口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなるため、口臭の原因になります。口腔内が湿っていれば、唾液が細菌の繁殖を抑えるため、口臭も軽減されます。

4. 歯並びの悪化

口呼吸をすることが習慣になっていると、舌の位置が不自然になり、歯並びにも影響を与えることがあります。舌が上顎に乗らず、下顎の歯に圧力をかけることが続くと、歯並びが悪くなる原因になります。特に、子どもが口呼吸をしていると、顎の発育に影響を与え、歯並びの問題が発生しやすくなります。

5. 顔の筋肉に影響

口呼吸をすることで、口周りの筋肉が過度に緩んだり、正しい姿勢を保つことが難しくなることがあります。これが顔の輪郭に影響を与え、顔がだらしなく見える原因にもなります。逆に、鼻呼吸を意識することで、口周りの筋肉が引き締まり、顔の印象が引き締まることが期待できます。

6. 全身の健康に悪影響

口呼吸は、全身の健康にも影響を与えることがあります。特に、睡眠中に口呼吸をしていると、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。睡眠時無呼吸症候群は、いびきや呼吸の停止が繰り返される状態で、十分な睡眠を得られなくなるため、疲れが取れず、日中の眠気や集中力の低下を引き起こすことがあります。また、口呼吸によって酸素の摂取量が減少するため、体内の酸素不足が続き、心身の健康に悪影響を与える可能性があります。

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２，口呼吸の改善法

1. 耳鼻科を受診する

鼻で呼吸ができない場合、まずは耳鼻科での治療が必要です。アレルギー性鼻炎、蓄膿症、骨鼻中隔湾曲症など、鼻通りを悪化させる疾患があるかもしれません。それらを治療することで、鼻呼吸がしやすくなります。また、歯科的な原因で副鼻腔炎が生じている場合は、歯医者での治療が必要です。

2. 寝る時にテープやシールを使用する

本当は鼻呼吸ができるものの、寝ている間に口が開いてしまうという場合には、鼻呼吸用テープを口に貼る方法があります。これにより、無意識に口を開けることを防ぎます。また、鼻腔を広げるシールを貼ることで、鼻での呼吸がしやすくなります。当院でもご購入いただけますのでご希望の場合はお気軽にお声がけくださいね。（40円/2カ月分　※2025年春時点）

3. 鼻呼吸を習慣化する

口呼吸を習慣にしている場合、鼻呼吸への切り替えを少しずつ行っていく必要があります。最初は少し息苦しいと感じるかもしれませんが、意識して鼻呼吸を行うことで、徐々に鼻呼吸の習慣が身についていきます。軽い運動や日常の動作の中でも、意識的に鼻で呼吸をすることが大切です。

4. 睡眠時無呼吸症候群のためのマウスピースを使用する

もし睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、専用のマウスピースを使用することが効果的です。これにより、口で呼吸することを物理的に防いで、鼻呼吸を促進します。こちらも口呼吸の改善に役立つ方法の一つです。

5. 歯並びの改善

歯並びが悪いと、口呼吸を助長することがあります。特にお子さまの歯並びは、舌や口周りの筋肉、そして呼吸方法が影響しています。矯正治療を行い、歯並びを整えることで、呼吸の改善にもつながります。大人の方でも出っ歯や歯が空いている場合、矯正により口を閉じやすくすることが可能です。

6. 口の周りの筋肉を鍛える

口呼吸が習慣になっていると、口を開けたままで過ごしてしまうため、唇や口周りの筋肉が弱くなります。口腔筋機能療法（MFT）を取り入れ、舌や口周りの筋肉を適切に使う練習をすることで、口を閉じやすくなります。

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３，鼻呼吸による体の変化

1. 風邪を引きにくくなる

鼻呼吸は、乾燥した空気やウイルスを直接肺に送り込むことを防ぎます。鼻の中で空気が加湿されることで、ウイルスの活動が弱まるからです。そのため、風邪を引きにくくなり、身体の健康を維持するためにも非常に効果的です。

2. 歯周病や虫歯になりにくくなる

口呼吸をすると、口腔内が乾燥し、唾液の自浄作用が弱まります。そのため、細菌が繁殖しやすく、歯周病や虫歯のリスクが高まります。反対に鼻呼吸では口腔内が潤い、唾液の作用によって細菌の繁殖が抑えられるので、歯周病や虫歯を予防することができます。

3. 口臭が減る

口腔内が乾燥すると、細菌が繁殖しやすいので、口臭が強くなることがあります。鼻呼吸にすることで口腔内の乾燥を防ぐことができ、細菌の繁殖を抑えられるので口臭が軽減されます。

4. 歯の着色が抑えられる

口呼吸では、口の中が乾燥し、食べ物の着色成分が歯にこびりつきやすくなります。鼻呼吸をすることで、口の中が湿った状態を保ち、歯の表面に汚れが付着しにくくなり、歯の着色を予防できます。

5. 見た目が改善される

口呼吸をしていると、常に口を開けているため、唇や口周りの筋肉が緩み、だらしない印象を与えることがあります。鼻呼吸をすることで、口を閉じる習慣がつき、口輪筋が引き締まり、顔全体が引き締まったすっきりとした印象になります。

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～まとめ～

口呼吸が引き起こす影響は、お口の中だけでなく、全身の健康にも広がります。

歯や歯茎の健康を守るために、そして顔の印象や全身の健康を保つために、鼻呼吸を意識することが非常に重要です。

鼻呼吸を習慣化することで、風邪や歯周病、虫歯のリスクを減らし、口臭や歯の着色を防ぐことができます。

また、見た目にも良い影響を与え、より健康的な生活を送ることができます。

もし、口呼吸に悩んでいる場合は、耳鼻科や歯科医師に相談し、適切な改善方法を取り入れて、健康的な鼻呼吸を習慣にしましょう。

 

皆様のお口のパートナーに♪

安心のかかりつけ医として皆様のご来院を心よりお待ちしております！

 

 

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【監修】

増田 智基（ますだ ともき）
歯科医師／医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科 理事長・院長

大阪市北区・南森町で歯科医療に従事し、成人矯正・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科まで幅広く対応。インビザラインプラチナプロバイダーとしての豊富な症例実績をもち、国際口腔インプラント学会認定医や咬み合わせ認定医として専門性の高い診療を行っています。

所属学会：

• 国際口腔インプラント学会（ICOI）認定医

• 日本成人矯正歯科学会

• 日本顎咬合学会（咬み合わせ認定医）

• 日本一般臨床矯正研究会

• 日本咬合育成学会

• SJCD／COKI（古希の会）／GPO

受講研修：

• GPO矯正レギュラー・アドバンスコース

• 顎顔面矯正／咬合育成（小児）コース

• 筒井塾咬合療法／OSIインプラントアドバンスコース

• 名古屋歯周補綴コース　他多数

「美と健康の創造」「歯科から健康増進へ」をモットーに、信頼できる歯科医療情報をお届けします。